2018年5月28日 (月)

5月のD-pca研究会-人身受け難し、今すでに受く-

 

 京都にてD-pca研究会。西光義敞『入門 真宗カウンセリング』を輪読。第5章「人身(にんじん)受け難し今すでに受く、仏法聞き難し今すでに聞く」より「爪上の喩え」、「盲亀浮木の喩え」を読む。自由なやりとりが進む。


 人間に生まれることが如何に「有り」「難い」か。人間に生まれてこそ仏法が聞ける。そして、さらに、その仏法を聞くことが如何に「有り」「難い」か。そうして、今、ここにそのチャンスに出遇っている。その喜びを確認しあおう。

 ついつい、当然のこととして疎かにしてしまいます。また、如何にこの教えが受け取り難いか。

 ともかく忌憚なくいろんな思いや気持ちが出せる。時には激しくなります。ですが、これがこの研究会のいいところだなと改めて思いました。

 海外から来られた方が熱心に撮っておられたので、ついついつられてめったに撮らない京都タワーの写真を撮ってしまいました。やっぱりこれはこれで美しいのかなあ。



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2018年1月27日 (土)

2018年1月のD-pca研究会-仏教とカウンセリングの人間観

 昨日はD-pca研究会。まず初めに、西光義敞先生の『入門 真宗カウンセリング』を輪読。ここ数年の継続プラン。今回は、(四)仏教とカウンセリング(p.67~)を読みました。

 仏教とカウンセリング(PCA)の人間観の共通性、相違性がテーマです。

 共通性は、1.いまここを大事にする。いまここのそういう関係を大事にする。2.人間を神に造られたものとして捉えるのではなくて、ヒューマン・オーガニズムとして捉えるところ。これは、仏教の衆生と共通するところがある。

 相違性としては、迷っている命とか生死を超えるというところ。仏教では、生死を「しょうじ」と読み、生と死を切り離さないで捉える。そして、これ、生死を迷いとして捉える。果たしてロジャーズの考え方にはこういう視点があるのかどうか疑問。

 というところが要点かと思います。みんなで声を出して読んだ後、自由な話し合い。はてはて、生死を迷いとして捉えるが話し合いの中心になったかと思います。その後は、参加者の今の思いを聴き合う時間となりました。味わい深い一時となりました。

 終始一貫して忌憚なくありのままのところで話し、時には白熱した議論ともなり、大きな出会いの時間になったかと思います。充実した時間をすごさせていただきました。

 次回は、2月23日(金)10時からになります。

D-pca研究会→http://chodr.ptu.jp/Dpcakenkyukai.htm

2018年1月12日 (金)

第7回ワイガヤの会(ワンデイ・ワイガヤ・リトリートグループ)の案内

 3月11日(日)10時から5時までワンデイ・ワイガヤ・リトリートグループ(ワイガヤの会)を行います。

呼びかけ
 振り返ってみれば、私達は慌ただしく、ストレスいっぱいの日常生活を送っています。そんな中でふと自分を取り戻すひとときも必要だなと思います。今回、そんな場を作ってみることにしました。この場は、少人数のグループで、世話人の提供する「育ち合う人間関係」の中で自由に語り合い、聞き合う場です。仲間と共に一息ついてリラックスし、自分を振り返ることが出来たらと思います。と同時に、健康的なコミュニケーションのあり方について体験的に学ぶ機会にもなります。
 関心のある方はどなたでも参加できます。場所は、のんびりとした瀬戸内沿岸相生市です。遠方の方は近くにホテルがありますので前泊、後泊することが出来ます。旅行を兼ねて気楽に来ていただくというのもいかがでしょうか。お出会いを楽しみにしています。

日時:平成30年3月11日(日) 午前10時から午後5時

定員:8名。2名より行います。

場所:D-pca研究センター 相生市那波東本町6-4 (JR相生駅より徒歩10分)〒678-0056
  (宿泊先は、JR相生駅前にビジネスホテルがあります。別途案内させていただきます。)

参加費:9,000円(昼食・宿泊は含みません)

連絡先・申し込み先:D-pca研究センター 山下和夫
         電話・FAX:0791-22-5386 携帯:090-5654-9681
                  E-メール: kazu@chodr.ptu.jp  ホームページ:http://chodr.ptu.jp/

ホームページをリンクします。どうぞ。

2017年後半の様子-海外旅行

 それにしても昨年9月以来のブログになるのか。この間にも確かにいろんな事があった。大きなことは、10月末から11月はじめにかけて、モスクワ、パリ、フランス郊外、ポルトガルを旅したことだ。ただし、ブエノスアイレスまで行き、地球一周計画をしていたのだが、それは残念ながら達成出来なかった。

 モスクワでは、友人ベニアに招待していただき、彼の勤める大学でワークショップをした。海外でのデモンストレーションという新しい試みも行った。その後は、友人ラダさんにモスクワ市内を案内していただいた。トレチャコフ美術館訪問、チャイコフスキー記念ホールでのコンサート。ツァリツナ公園散策。カロメンスカヤ公園散策。クレムリン訪問ととても楽しかった。地下鉄を使って移動したのもよい経験になった。もちろん車での移動もあり、モスクワの町の様子が見られたのも貴重な経験であった。さらに、ベニアの住むアパートを自由に使わせていただいたこともモスクワ在住気分が味わえてよかった。近くのスーパーマーケットに行くのが楽しかった。言葉や文字が通じなくても何とかなるものだ。モスクワは、前回訪問したときよりも町全体が落ち着いた、バランスが取れた印象を受けた。

 その後は、パリに移動。セーヌ川をはさんでルーブル美術館の真ん前というホテルに泊まることが出来た。パリ情緒満点のところである。残念ながらルーブル美術館は休館日で中には入れなかった。その分、セーヌ川沿いを存分に散策出来たのはよかった。エッフェル塔、凱旋門、コンコルド広場をそぞろ歩いた。その後、鉄道でサンタモンロンまで移動。
ここは、東西南北、まさにフランスの中心部に当たるところだ。ここでデイビッド・ブレイジャーさんにお会いした。そこに3泊させていただいた。7年ぶりのことである。一時大病をされたが回復され、精力的に著述活動やワークショップを行われている様子であった。ほんと自然豊かな田舎。ここで、エコロジカルな生活をされているのが印象的であった。

 その次は、ポルトガル。リスボン在住の友人の家に泊まらせていただいた。リスボンの美しさにはほんと魅了された。その後、ポルトガル南端まで車で案内していただいた。ヨーロッパ最南西端に行くことが出来た。ここは大西洋と地中海の境のところ。ほんとうに美しい光景だった。

 と、こうして楽しい旅をさせていただいたのだが、その後、とんでもないことが。市電に乗ってリスボン旧市街のお城見学をさせていただいたとき、なんと鞄からパスポートを盗まれてしまった。ほんといまでもこれは信じられない。でも、本当にそれはなかった。急遽警察に届け、日本大使館に行く。再発行も出来なくはないが、戸籍抄本がいるために時間がない。帰国を決めた。そのための渡航書を発行してもらった。お金はまったくぶじだったのだが、パスポートがないとほんとなんにも出来ないことを改めて痛感した。

 ポルトガルの後にはブエノスアイレスで開催される国際パーソンセンタードアプローチフォーラムに参加することになっていたのだが、それらは全部フイになってしまった。これをとても楽しみにしていたのにほんとこれはとても残念で口惜しかった。

 とまあ、こんな旅行。モスクワ、フランス、ポルトガルだけの訪問でもほんと大旅行だったし、よい体験をさせてもらったのには違いない。地球一回り案まで達成すると出来過ぎなのかも知れない。これを教訓にまた次へと歩みたいと思っている。 

 ということで、2017年は終了した。うれしいことに体調はいい。今年は、どんな展開になるやらこれまた楽しみなことではある。おそらく国内が中心になることと思う。 

2017年9月 5日 (火)

育ち合う人間関係を学ぶ集い

 「育ち合う人間関係を学ぶ集い」が現在継続中です。今、ここでの出会いが深まって行っているように思います。改めて週1回2時間の頻度で6回継続することの意味もまた味わっています。継続中は、この時間がひとつの節目となり、リズムが出来、螺旋的に深まっていくような感じがします。真摯に取り組みあう姿が美しい。今は、ちょうど真ん中になります。(写真は飛龍の滝)


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2017年7月31日 (月)

夢中で過ぎた7月でした。

 前記事の後、忙しい7月が続いた。7月6日(金)から11日(火)まで北海道聞法旅行。D-pca研究会、カウンセリング面接を通して、7月18日(火)から28日(金)までメキシコ旅行。やっと一息ついたところである。

 北海道聞法旅行は、浄土真宗華光会が主催されているもの。聞法は座ってする座談だけにあらず、お同行さん達との旅を通してこれまた進んでいくものである。こんな趣旨で何10年にわたって続けられてきている。私は今回初めての参加である。北海道の広い自然に感動する。私たちは朱鞠内湖を訪れた。ここは戦前そこに作られたダム工事を通して、朝鮮、日本各地から来られた労働者達の悲劇が起きた土地でもある。そこにあった浄土真宗寺院がその亡くなられた方達のお葬儀やら埋葬に献身された。その後、この話は葬られてしまっていたが、一乗寺の殿平さん達によって発見され、朝鮮、日本との交流を願って、その活動が行われてきている。私たちは、その話に直に接する中で、歴史の中にあった事実に肌身を通して向き合うこととなった。改めて煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界を思わせてもらい、念仏の真実さに直面することとなった。

 メキシコ旅行は、これまた充実した時であった。ここ数年、WAEH(折衷派催眠療法家のための国際カンファレンス)に講師の1人として呼んでいただいている。今年もその機会をいただき、「D-pca:仏法を基底とした人間中心のアプローチ」について話しをしてきた。パーソンセンタード・アプローチについての話に続いて、仏教、特に真宗の話には、その世界観の違いに驚かれた様子だった。終始、熱心に聞いて下さったこと、とても光栄なことだった。学生さん達とも心を開いた交流が出来たことも宝物だった。また、アプローチを異にする先生達との交流も格別のものであった。場所は、マサトラン。その後、メキシコシティ、モレリア、グアダラハラを訪れ、PCA国際フォーラムを通して知り合った人達との再開と交流を深め、これまで貴重な時間であった。よき友に恵まれたものである。

 というわけで今日に至る。今日は7月最後の日である。時差ボケも治まり、また、新たな時を歩もうとしている。

2017年7月 4日 (火)

ヴィハーラ活動研修会-傾聴

 地元の寺院で行われているヴィハーラ活動研修会に招待いただき研修会を行ってきました。傾聴がテーマでした。次のようなことを柱にしました。

1.人間には復元力がある。自己理解、基本的態度、自己指示的態度に向かう大きな潜在力がある。それは死に向かっていく力が存在するということをも意味する。
2.それはある一定の人間関係の下でよりよく発現されていく。傾聴、つまり、共感的理解はその中の1つである。どうするかではなく、どう「ある」かが重要である。
3.一にも二にも体験学習。これらは知的な学習、特に、一方的な講義で身につくものではなく、継続的な体験的な学習によって身についていくものである。

 まず最初にパーソンセンタード・アプローチの基本仮説(ロジャーズ)について説明。思えば、ロジャーズは傾聴と言う言葉を使っていません。共感的理解(Empathic Understanding)です。その後、円座になって、「チェックイン」、「ペアでの『聞き合わない』ゲーム」。「如是我聞ゲーム」を行い、最後に体験したこと、疑問などのシェアリングをしました。終始、なごやかなムードで楽しく、しかも気づきのある集いになったようでした。

 ヴィハーラに限ったことではなく地域の中で寺院は人々の安寧につながる大きな役割を占めます。こんな中でD-pcaはそれこそ重要な役割を果たします。いや、それを抜きにしてはあり得ないと思います。こういう、地道な等身大の研修が続いていくことを夢見ています。

 私もいろんな気づきをいただきました。招待していただいたこと光栄に思います。同時に、私にとって、真宗とPCAとの出会いは大きなことだっんだと改めて思わせていいただきました。

 


2017年6月29日 (木)

7月は忙しくなるな。

 京都、横浜の仕事の疲れから回復してきた感じ。7月に入るとこれまた忙しくなる。

 継続的に行っている「カウンセリング」、「法座」、「聖典講座」、「本願寺派赤穂北組のヴィハーラ研修会」、「北海道聞法旅行」、「月例D-pca研究会」、「ワイガヤ・リトリート・グループ」、「真宗カウンセリング研究会交流の集い」、「教行信証勉強会」、「メキシコで行われるWAEH(折衷派催眠療法家の要請セミナー担当」と続いていく。どれもD-pcaを提示していくことになる。

 この状況は自分でもちょっと驚いている。ともかく体に気をつけて細く長くをモットーに続けて行こうと思う。

2017年6月27日 (火)

東京を楽しむ

 翌日、日曜日(25日)は、東京で休憩を楽しみました。かねてから行きたかったHonda本社にある、ホンダ・ウェルカム・プラザを訪れました。

 ちょうど、今までのF1マシンの展示が行われていました。また、NSXも実際に見ることが出来ました。Hondaのチャレンジは私たちを楽しくさせてくれます。また、ロボットAsimo君のデモもあり、楽しかった。これも実演を見たかったので丁度よかった。結構動きに愛嬌のあるロボットですね。

 うまい具合に、東京に住んでいる息子とも話が出来、よい時間でした。それにしても東京の人の多さ、鉄道路線の複雑さに改めて驚きました。

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佼成カウンセリング研究所講座-仏教とカウンセリング

 京都でのD-pca研究会の後、聖典勉強会に参加し、横浜まで移動する。翌日(土)に佼成カウンセリング研究所の講座を担当するため。

 佼成カウンセリング研究所とは、もう5年ほどのおつきあいとなっている。人間性心理学会で自主企画を主催したことが縁で西光義敞先生の後任として呼んでいただいている。ほんとうに光栄なことである。

 科目は「仏教とカウンセリング」。その「と」のところが大事だと先生はよくおっしゃっていた。この「と」はどこになるのか。本来違うものが交流して新しいアプローチを生み出そうとしているのだが、その交流するところは、「私」なのである。そこを強調されていた。今、私の中ではそれらが交流して、「仏法を基底にした人間中心のアプローチ-D-pca」を生み出そうとしている。それを共有したいというのが私の趣旨である。

 人間中心のアプローチ:PCA、仏法(特に真宗)、それらが交流するD-pcaについて具体例を出しながら話していった。午後1時から夜8時半というきついスケジュールにもかかわらず、終始熱心に耳を傾けて下さり、質問も沢山して下さり、本当にやりがいのあることだった。いい感じなのだが、終わった時には、さすがに疲れていた。まさに充実した仕事の後の疲れだ。

 次回は、2年後になるかと思う。よきご縁に恵まれ、本当に光栄なことと思う。


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