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2018年12月12日 (水)

こんぴらさんはインドの神様クンビーラから来ていた

 金刀比羅宮は「こんぴらさん」と呼ばれて親しまれている。「こんぴらふねふね、おいてにほかけてシュラシュシュシュ」。海の神様だ。言葉の響きからしてこれはどうも日本の神様とは違うなと思った。「コンピラ」、「ビシャモン」などとよく似た響きだ。きっとインドの神様じゃないかとふと思った。

 現地に身を置いてみてますますこれは善通寺と関係がありそうと思えてきた。象頭山の麓にこの讃岐平野は広がっている。この山はほんと鼻の長い象の頭と恰好がよく似ている。

 Wikepediaを中心に調べてみたら話は早かった。もともとここは真言宗「象頭山松尾寺」だった。そこに金比羅大権現が祀られている。歌の通り。「ぞずさん こんぴら だいごんげん」。神仏習合。あの神様は真言宗のお寺の神様だったのだ。もちろん善通寺ともつながっていたことだろう。

 さらにこの金比羅大権現はもとをたどれば「クンビーラ」というヒンドゥーの神様。ガンジス川に住む鰐(ワニ)を神格化したものとのこと。このクンビーラはガンジス川を司る女神「ガンガー」の乗り物でもある。そこからこのこんぴらさんは船乗りから信仰される海洋の神様になったそうである。まさにあの歌の通りだ。

 なるほど。きっと弘法大師空海が唐の西安から帰られた時にこのことを伝えられたのだろう。空海は西安でインドの僧恵果から直接密教を学んでいるからまさにそうと思える。サンスクリットをしっかり学ばれていたのだ。道理でこの神社では大和の神様が出てこないわけだ。

 ところで、ずっと真言宗のこの神様は明治になって「神仏分離政策」で仏教と切り離され神社として独立してしまった。このことから琴平と名付けられ現在に至っている。当時では海軍の守り神でもあったとのこと。すっかり神社だと思っていたけれど経過はそうだったのだ。

 思えばこの明治の「神仏分離、廃仏毀釈」は大きな宗教創作だったとも言えるのではないか。もともと仏教は神を迷いの存在とは捉えるが切り離して捉えてはいない。現在のように切り離されてしまったのは明治からこの方なのだ。神中心に仏教を切り離し毀釈したのは神道側からのことだったのだ。ここに国家神道、皇国イデオロギーが完成する。ちなみにこの松尾寺は再建されてはいるものの一旦廃寺になったそうである。結構きな臭いのだ。

 こんぴらさんはこういうことだったのだ。今までほんと関心がなかったなと思う。

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