社会

2011年9月29日 (木)

守山学園ケアーワーク学習会

 児童養護施設は、 「保護者のいない児童、虐待されている児童、その他環境上養護を必要」(児童福祉法41条)とし、当面家庭で生活することが困難な児童を養護して、家庭に変わる環境を提供し、養育することを目的とする社会福祉施設といって良いかと思う。同時に保護者へも支援し、家庭復帰をめざしていく働きも大変重要な役割である。最近では虐待されている児童の養護が増えている。

 当然ながら、子ども達は厳しい環境におかれてきたし、それはますます複雑になっていくから内面的社会的にいろんな困難を背負っていることになる。もちろん子どもには驚くほどの力が備わっているから彼らなりにそれをこなしているのだと思うが・・・。しかし、それを反映して子ども達の養育には職員達は大変な苦労をすることになる。いわゆる家庭では基本的な愛着関係を基にいわゆる信賞必罰で社会性が育っていくことになるが、この環境はそうはいかない。そもそもの愛着関係が出来ていない児童がますます増えているから単なる信賞必罰で養育が成り立つものではない。まずは、その愛着関係の再保障ら始めなければならない。これはなかなか大変な事である。職員さん達の人間性や成長促進的な関係のあり方など援助者的立場にたつための専門的学習が大変重要になる。もっとも参考になるのは心理学から学ぶことであるが、大半の臨床心理アプローチは場面を限定した心理療法やカウンセリング関係をもとにしているので、複雑な養護現場では、それなりの工夫が必要になってくる。ここに社会福祉の専門職としてのケアワークアプローチが成立する基盤がある。

 この学習会では、ロジャーズの人間(個人)中心のアプローチ(パーソンセンタード・アプローチ)を基盤にして育ててきたものを中心に学習を重ねている。思えばもう20年近いお付き合いになる。目に見えてすごいことが起きたとも思えないが、継続は力なりで、学園ならではの養育風土が出来上がってきているのではないかと思えるこのごろである。今年度は、2回の海外出張があったので、前期はお休みさせていただいて、後期から始める事になった。この月曜日にそれが始まった。新しい職員さんもおられ、新鮮な雰囲気のなかで、この学習会の意義や目的や考え方などについて話し合いが出来たかなと思っている。これから月一回のペースで進めていく。途中で、グループを半分にわけた1日研修も用意している。これからもよろしくです。

DSCN1732 (東側から見た琵琶湖。曇天。なにやら幻想的。)
 

2011年8月28日 (日)

日本にいながら心は世界をかけめぐる。この面白さ。

 なんと8月もいよいよ終わり。残暑お見舞い申し上げますとはいうもののそんなに暑くない日々が続いているような気がする。もちろん夏だからそれなりに暑いけれど・・・。気象庁はともかく暑いことを強調したがるけれどよくよく考えてみると今年ってそんなに暑くなかったような気がする。これからどうなっていくのやら・・。

 このひと月は何をしていたのだろう。なんか気持ち的には忙しかったような気がしている。ちょっとメモ的に書いておこう。

1.メキシコ、プレペチャに関心を持ち、私なりに動いてみたこと。
 大阪国立民族学博物館を訪れてみた。プレペチャ語に関する情報は本当になかった。逆にないことがわかったってことか。

 コーナーにある世界民族事典を見てみると、プレペチャ語は孤立言語に分類されていることがわかった。メキシコ内先住民言語だけでなく、北米先住民間にも関連が見つからない言語だという。うーん。何を意味するのかな。ともかく現在の位置づけはよくわかった。ちなみに日本語も孤立言語に分類されている。これは本当に孤立しているのか言語学のパラダイムが違っていて見えないのかどちらなのだろう。梅原氏によると最近になってアイヌ語と日本語は関連言語だという説が出始めているそうだ。今までは違う言語だという認識だったのに・・・。ともかく彼の地の探求は日本ではあまりされていないことがわかってきた。

 逆に、北米を含む先住民とアジア系の民族との間にはすごく関連性があり、彼らはアジアから渡っていったという説はひとつの定説になっていることもわかった。やはり、ここには何とも言えないミステリーが隠されているような気がして仕方がない。心は躍る。

 同時に、いくつかの単行本をあたっているが私の関心に的が当たるものは見つからない。一つ、論文で京都外大の川本氏がプレペチャ語について研究されたものが出ている。今、それを取り寄せているがまだ届いていない。ともかく、まずはこの論文が重要論文になりそうである。


2.Facebookはおもしろい。フォーラムで知り合った人達と、離れてからもほんとリアルタイムに近い状態でヤリトリできる。メキシコ、ロシア、アメリカ、マレーシヤ、イギリス、ドイツ、フランス、インド、ネパール・・・・と結構多岐に渡っていて、写真も見られるから居ながらにしてリアルに世界旅行をしているようでおもしろくて仕方がない。インターネットの中にリアルな世界があり、動いているそんな感覚で大変不思議な感じだ。

 時には、マスコミより先に情報が入ることもある。気候のことやこの前のイギリスのテロのことでもリアルに生々しい情報が入る。これはすごい。一人悦に入っている。地理的な近さと関わりの頻繁さとがまったく一致しない状態はなんとも不思議でおもしろい世界である。


3.高知の桂浜を訪れた。前々から行ってみたかったので夏休みの思い出にと日帰りでドライブ。3時間半ほどで行けるのでびっくり。坂本龍馬に思いをいたし、日本の近代化に思いをいたす。太平洋はやはり広いな。でも、北米西海岸とはハッキリ違って海辺の様子はやはり日本。日本にはほんと特徴的な絵のような美しい景色があるなと改めて思う。


4.センターの仕事。
 8月は少し減速。個人カウンセリングやワークショップなど時に応じて続けている。こうやって仕事が続けられのは宝物を持っているようなものでただただ感謝である。


そんなところかな。こうやって生活は続いていく。ともかく元気にやらせていただいている。

 

DSCN1463(桂浜、曇りだったがそれもまた好し) 

 

2011年4月 7日 (木)

なんかスッキリしないね。

 選挙の演説が鳴っている。正直言ってうるさい。今そんな気にはなれない。堂々とマニュフェストをかかげても、こう堂々と反故にされたんじゃ何度選挙をやっても一緒。すかした方もマスコミもあまりにも堂々としているので怒るこちらが未熟なんじゃないかなんていう気になる。馬鹿みたい。かくて怒りは内側に向く。いっそのこと投票率ゼロ運動、選挙ボイコット運動をする方がいいんじゃないかと思える。

 原発はもちろんショック。安心にはほど遠いし、日本中、いや世界中にあれがある限り安心なんてないなと思う。でも、水虫みたいにきっと息を吹き返すんだと思う。少なくともこちらはしっかりと関心を持っておくことが大事だ。でも、なんだか疲れる。

 復興の様子もどうもよくわからない。そもそも被害の概要すらこちらはまだつかむことが出来ない。

 テレビでは助け合いだの、犬が見つかっただの、きれい事ばかり。こまめに電気を消しましょうなんて言われると、かちんときて、じゃあ、こまめにテレビ放送をやめればよいのと思う。

 がんばれ、がんばれ、日本は強いなんて言われてもうっとうしいだけ。そんなこと言われなくてもわかっている。みんながんばっている。当たり前のことだ。

 もちろんどれも悪いことではないのだからちょっとものが言いにくい。しかし、何かが変。

 すっきりしない毎日が続くよ。

 もちろん仕事はがんばっているけどね。来週から新学期が始まる。新しい出会いがある。今はその準備に忙しい。

 ここしばらく、D-pca研究会、カウンセリングと充実した時間を過ごさせていただいている。自分も含めて人の力はすごいと思うし、縁あって出会うことは不思議だなと思うばかりである。

2011年3月31日 (木)

ともかく冷静且つ腹をくくるしかないな-原発

 私の良い癖か悪い癖か知らないけれど、ひとつ興味のあることが出来るとそこに没頭する癖がある。今は、福島原発の問題がそれである。これって単に興味があるではすまされない深刻な問題だが・・・。例によってテレビ、新聞は参考としては役に立つけれど、根本的なことを知るにはまったく役に立たない。役に立たないどころか、間違った認識を植え付けられてしまう。やはり、インターネットが大変役に立っている。それも、マスコミを通さずに直接情報が集められるところがよい。ビデオ中継を通してより根本的な情報をダイレクトに知ることが出来る。それと、マスコミとを併用するのが一番物事がよく見えてくる。やり出すと推理が働いて不謹慎だがそれそのものが結構おもしろくなってしまうところがある。政府、マスコミ、企業の意思が本当によくわかるのだ。

 今のところ私は次のように認識している。
1.今の福島原発は圧力容器や格納容器の温度と圧力はそれなりに安定して作業員達の必死の冷却作業が功を奏している。それによって炉心の水蒸気爆発や再臨界が起きる確率は減った。

2.しかし、配管等どこかから水が漏れていてそれと共に放射能が外に出ている。これがどれくらいのものなのか、周辺地域にどれぐらいの害があるかについてはわからない。ともかく、原発からは離れるべきだ。

3.マスコミでよく言われている水たまり群については、それがどこから来ているのかはまだ確定されていない。炉内の水も確かにあろうけれど、外からの侵入も考えられる。例えば、津波で海水が入ったとかあの放水・散水によって溜まったとか・・・。つまり、炉内のみに原因を限定していたずらに騒ぐのもおかしいと思っている。私は、どう考えても散水・放水の水が溜まったと思っている。それが自然だ。テレビに出てくる専門家が今では誰もいわなくなったのが逆に不思議だ。

4.当面の爆発の危機は減ったが、原子炉が冷やさなくても置いておけるぐらいにバランスがとれるのは年単位の時間がかかる。この間放射能が出続けるから(これは防げない)、最小限に止める努力をしつつ、住民の避難と生活先をしっかりと確保する必要がある。石棺や布をかぶせるという案が出ているが、これは冷却の妨げになるので時期尚早であるし、今の段階で行っても放射能がどこまで防げるかは疑問である。むしろ、住民が中途半端に帰される理由にならないか大変心配している。

5.マスコミは何を考えているかわからない。とにかく彼らの出す場当たり的な情報には振り回されないことが重要だ。東電と保安院の会見をノーカットで見たが、彼らが話した内容については無関心で、マスコミの側で質問項目を作り出してそれに沿って答えを要求し、あくまで東電・保安員が話したかのごとく報道している。つまり、情報がかなり歪んでいるし、何か隠されたシナリオがすでにあるかパニックになっているかのどちらかだ。

6.フランス、アメリカ等が入ってビジネスの取引が進んでいる。彼らは援助というが実はビジネスで優位に立とうというつもりである。ただし、助かる側面もあるので頭から否定できないところが難しい。これは日常でもよくあること・・。

 ともかく、ここでジタバタしても仕方がない。何をしていたってどちらにしろ死ぬのだから腹をくくっておくことだ。

 こんな日記がある。これこそ共にがんばろうという気持ちになる。

東電 第二原発で冷却作業にあたっていた人が実名で日記1人でも多くの人に知ってほしい。

 

2011年3月30日 (水)

ちょっと疲れたな

 なんかこのごろちょっと疲れたな。福島原発は一応水蒸気爆発は逃れたと思えるが、炉心の状態もまだ安心は出来ないし、放射能に脅かされ続ける。年単位、あるいは10年単位だという。これが原発の被害だと思い知る。

 津波で被害にあった人たちもまだ生活は立ち直っていないというかまだ立て直しにすら至っていない。

 政府の不手際もますますハッキリしてきている。菅のリーダシップもお粗末そのもの。最近になって、地震翌日にいち早く炉心溶融の可能性を知らせようとした保安院が更迭されたことも知った。マスコミのひどさは相変わらず。表面的なことしか報道しないし、時にはごまかしに力を入れている。地震の被害ももちろんだがこの政治のお粗末さはほんと気持ちを暗くさせる。猛烈に腹立つときもある。

 マスコミでは何も情報があつまらないからインターネットでビデオを見て情報を集めている。ほんと毎日情報を集めている。これも結構疲れる。

 なんか日本ってこんな遅れた国だったんだなと情けなくなる毎日である。ま、がんばるけどね。

2011年3月25日 (金)

最悪の事態への可能性は下がった。が、・・・・。

 福島原発は、どうやら最悪の事態、つまり、原子炉の水蒸気爆発あるいは再臨界は避けられそうである。もちろんこの事態に限ってということだが・・。なんとかやりくりしながら(もちろん大変な努力)、燃料の崩壊熱を下げていくということになりそうだが、その道筋は開けたということである。これについてはひとまず胸を撫で下ろしている。(元東芝の設計者である後藤氏が23日の原子力資料情報室主催の院内集会において話の流れの中で「峠を越えた」という表現で見解を述べられていた。)私もこれに同意する。

 とはいうものの、放射能は出続けるし、生活への影響はあるし、もちろんいつ何時不測の事態が起きないとも限らないし、この深刻な問題は持ち続けたままということであると私は理解している。これは年単位の期間で考えなければならないそうだ。もし、仮に冷却しないで温度上昇しない状態になっても今後この炉をどのように廃炉にしていくかという努力も必要だとも思う。何せ並の焼却炉ではないのだから・・・。放射能をどう閉じ込めるかという問題もあるし・・・。我々は、まさに癌を抱えながら生きていかねばならないのだ。もちろん私たちにその智慧と力はあるとは思うが・・・。

 それにしても我々はやっかいなものを作ってきた。ほんと無関心が一番いけない。これを機会に原発に関して関心を持ち続けていくし、もうそれは頭から使わないという前提で考えていく必要があると思う。ほんと我々はしっかりしないといけない。

 その上、津波で崩壊した村落や被害を受けた人たちへの援助も大事なことになっていく。これから長期にわたって復興が始まっていく。これに対しても無関心はいけない。

 残念ながらさらなる困難もある。臨時増税を言い出したり(谷垣)、ガソリン税率変更施策を見直したり(与謝野)、節電促進に電気料金の値上げを言い出したり(与謝野)、この機に乗じて生活関連施策の低下促進を提案する(岡田)政府閣僚達・・・。そして、それに同調する菅。誠に悲しい限りである。私たちは、原発の上にさらなる癌を持ちつつ過ごしていかねばならない。ほんとこの国の政府の病巣は深い。

 我々ももっとしたたかにならねばならない。政府のしようとしていることにしっかり目を向けると同時に、ひるむことなく日々の生活にいそしむことにしたい。

2011年3月22日 (火)

「反」原発どころじゃない、原発「論外」だ

 このブログ、突如、原発の問題を書くことになってしまった。ほんとアッと思った。そうだ、原発の被害があったのだと。今は大変な事態だ。

 そんな中で原発の冷却装置が動き出すことを今か今かと一日千秋の思いで待っている。報道によると今東電は全力をあげてその復旧に取り組んでいるという。一番心配なのは原子炉に一番近い格納容器の一部が破損している2号機である。その2号機を優先して取り組むという。東電の方向は正しい。が、ダメかもしれない。うまくいくことを願うのみである。

 ともかく想定される最悪の事態は、原子炉内部での水蒸気爆発だ。炉心溶融で溶け出したウラン燃料と水とが接触して急激に水蒸気が発生して爆発を起こすという。こうなると原子炉そのものが破壊されるので空気中に大量の放射能が放出されてしまう。次の事態は、溶けた燃料が貯まって再臨界、つまり核反応が再度起き始めるというもの。こうなると止めようがない。原子力資料情報室の後藤氏によるとこの可能性は低いがまったくないわけでないという。

 こうなれば、歴史上最大の事態が待っている。福島の原発は複数だから・・。チェルノブイリの時でも200~300km圏内で高度の放射能汚染が見つかったという。もちろん東京もダメ。東日本全体となるであろう。きっと、それ以西にもくるだろう。そして何より首都機能が麻痺してしまう。その影響はちょっと想像できない。

 今は、この瀬戸際にあり、まだこの事態に至ってはいないがその可能性は十分にあるという。これが防げるかどうかはひとえに炉心の冷却機能が安定して復活するかどうかにかかっている。だから固唾をのんで見守っているのだ。

 ここしばらく、散水、放水が盛んにおこなわれた。もちろんこれを否定するものではないけれど、見かけの派手さにかかわらず効果は小さい。電源復旧がより本質的に必要な対策だ。新聞等の情報によると復旧作業は散水の合間をぬって行われたという。また、17日の作業は散水、放水が中心になったために延びたそうである。その作業が本質的な対策を遅らせている可能性がある。最近の報道でわかってきたが、どうやら命令したのは政府のようで、政府のひとりよがりの焦った決断が事態を混乱させているように思っている。これも憂慮すべき事態である。

 ともかく冷却装置が回復すればひとまずということだが、これから放射能は漏れ続けるし、炉は廃炉になるし、大変な事態が待っていることは間違いがない。どうやらこれは年単位の時間がかかるという。つまり、一年、二年の単位だ。

 私はもともと原発を憂慮している立場だったが、しばらく、関心、注意を怠っている間に日本にたくさんの原発が出来てしまった。いつのまにか原発安全みたいな風潮が流れてしまった。これまた無関心を反省する。今後は、反原発どころではない、原発は論外という前提に立たなければならないと思う。

 原発以外のいろんな発電方法を組み合わせて、特に企業が率先して、省エネルギーを進めていく必要もあろう。節電のお願いは偽善めいていて、聞けば聞くほどうんざりする。一体どれぐらいの家庭が電気をバンバン使っているのだろう。電気代そのものが高いのだからそもそもみんな節電している。もちろん我々も節電に協力を惜しまないが、むしろ問題は呼びかける立場のものだ。それが電気をバンバン使っているのだから・・・。オール電化商戦などその最たるものだ。テレビ局も深夜の放送を輪番制にして止めたらどうか。どうせくだらない番組ばかり一日中流しているだから・・。ネオンサインも夜は消すことだ。大都市の諸君、我が町を見習え。8時半にはもう真っ暗だ。

 こちらも大変しんどいことだが、常に関心をもって、企業の暴走を管理していく必要がある。

 最後になったけれど、インターネットを通して、的確な情報を日夜流し続けてくれている「原子力資料情報室」の活動に感謝している。まさに彼ら、そして、インターネットの賜だ。マスコミ、特にテレビはまったく用をなさない。電気と金の無駄遣いそのものだ。 

2011年3月21日 (月)

原発の水循環機能回復を祈るような思いで願う

 福島原発の冷却装置が回復するかどうかそれこそ固唾をのんで待っている。これが最悪の事態が防げるかどうかの要になるからだ。

 メディアによれば、昨晩、電気が通っていることが確認できた。今は、その道筋を探っている状態である。すでに水循環のルートは確認できた。ポンプの交換やチェックをしながらすすめていくのでもう2、3日かかりそうだということである。

 ともかく水循環が開始されることを切に願うのみである。

東電 外部電源の復旧作業進む
3月21日 5時8分 NHK

冷却機能が失われた福島第一原子力発電所で、放水と並行して行われている外部電源の復旧作業は、20日までに1号機と2号機、それに5号機と6号機の4つの原発で電気を流せる状態になりました。残る3、4号機も、22日には電気が供給される見込みで、東京電力では冷却機能の回復に全力を挙げることにしています。

福島第一原発の外部電源の復旧作業は20日、2号機と5号機について、それぞれ電気を送るための配電盤まで電気が供給され、1号機と2号機、それに5号機と6号機は電気を流せる状態になりました。また、高い放射線量が検出されたため、慎重な作業を余儀なくされていた3号機と4号機についても、22日には配電盤まで電気が供給される見通しです。ただ、実際に電気を流せるようになるには、機器が壊れていないかや、漏電がないかなどの点検が必要です。経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、最も作業が進んでいる2号機については、点検の結果、ポンプが使える系統が見つかっているということですが、部品の取り替えに2、3日かかる見込みで、復旧にはなお時間がかかりそうです。東京電力では、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能の回復には、外部電源の復旧が欠かせないとしており、事態の収束に向けて全力を挙げることにしています。

 少し道筋が見えたというのが実感だがまだまだわからないなと思う。

 それにしても、放射能が漏れているのは確実。しかし、一体どこから漏れているのか原子炉の状態はどうなっているのか、ともかくわからないことだらけである。これに関する発表がないのだから・・・。そもそも、わからないのかわかっていても隠しているのかどちらなのだろう。もし、わからないのならそのように伝えてほしいと原子力資料情報室の後藤氏は昨日の記者会見で力説されていた。

 ほんと同感である。私にはここはタブー視しているのではないかと思う。今後の原子力に対する世論にも関連してくるから・・・。

2011年3月20日 (日)

2号機への電源敷設が出来た

 電源ケーブルが敷かれ、今晩、2号機の炉心冷却装置につながったとのことだ。明日から運転を試みていくそうだ。また、6号機の冷却装置用のディーゼル発電機が動き出したそうだ。2号機が一番危ないようなのでこれがうまくいくかどうかが命運を握ると思う。明日がひとつの分かれ目かも・・。

電源復活へ160人奮闘、放射線防護服に線量計(読売)

 

 今日も「原子力資料情報室」の会見を2時間ほどかけて聞いた。まずは冷却装置の破壊から始まり、水が少なくなり、制御棒がむき出しになり、温度が上昇した。そして、格納容器内の水圧が上がって、圧力制御室を壊した(2号機)。1号機と大爆発をした3号機については、大きなものではないがどこか配管が壊れ水が漏れて水素が格納容器内の上部に溜まり、その圧力で外に漏れだし、建屋が爆発したかもしれないと述べられていた。ただし、仮に配管が漏れていたとしても本来の冷却装置が動き出せば状況は改善するという。ただし、未だそれが動き出したと言うことは聞いていないので難しい状況なのかもしれない。ということであった。また、私の思っていたのと同じように散水、放水よりも内部冷却装置の機能回復が先だとも言っていた。また、炉内で何が起きているのかしっかり情報開示してほしいと言っていた。

 ここの情報はほんと助かっている。もちろん少ない情報下での仮説なのだが、納得できるし、一番矛盾なく理解できるから、かなりの確度で正しいのだと思う。テレビの解説とは比べものにならない。これが出来ないマスコミが情けない。なにせ彼らは設計者なのだから政府もテレビももっと大事にして意見を聞くべしである。おそらく脱原発の運動をしているからだと思うが、情けないことである。

 ともかく、祈るのみである。でないと歴史に残る大惨事が待っている。

 ここしばらく、原発関係の情報集めに奔走した。奔走といってもパソコンの前でウェブ新聞、ウェブページやビデオを探して回覧しまくるのだ。インターネットを使えばなんでもよいというものではないが、ともかく原典にあたっていくようにすれば生の情報が見つかるし、状況が正しく判断できていくのがすごい。それにしても記者達は何をしているのだろう。

 マスコミが本来の仕事をしてくれたらこんなことしなくて済むのに・・・。政府もひどいものだ。肝心な情報が何もない。それにしても散水、放水のことばかり大々的に報道するマスコミって何なんだろう。何かがあると思えて仕方がない。ま、こんなことより今はともかく状況が良くなってくれさえすればよいのだ。ほんと恐ろしい日々が続く。確かにちょっと疲れたな。

 そんな中で過去のことは別として、今、東電はよくやっていると思う。作業員さん達、ありがとう。心が痛みます。

2011年3月18日 (金)

電源敷設にメド-やるっきゃない、がんばれ-

 電源敷設の遅れは、散水と送水を優先したためということがわかった。東京電力はどちらにしろ今日、明日とこれを進めていく予定である。私は電源敷設を優先すべきと思うが、ま、どちらでも良い。とにかく現状が良くなることが先決だから・・・。この敷設にも自衛隊員が協力すればよいのに・・・。

 <福島原発>電源ケーブル敷設に着手 復旧は19日以降に
毎日新聞3月18日(金)11時48分
 政府と東京電力は18日、東日本大震災で被災した東電福島第1原発の事故対応へ全力を挙げた。東電は地震と津波で失われた外部電源復旧に向けた電源ケーブルの敷設に着手。その後、陸海空3自衛隊に東京消防庁を加えた合同放水作業を実施し、総合的な対策を講じて冷却機能を回復させる方針だ。ただ、ポンプなどの冷却機器が復旧するのは19日以降となり、放水作業も継続的な実施が必要とされ、完全な機能復旧は長期化しそうだ。【酒造唯、藤野基文、犬飼直幸、川崎桂吾、伊澤拓也】(以下略)