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2007年5月29日 (火)

児童養護施設での研修

 今日は児童養護施設守山学園での研修会。今年度の研修の進め方を決めた。

 毎回ケースを出し、それについて検討していく。その時に出来るだけ素直な意見を出し合い、聞き合おうということになった。また、グループを2つにわけて現場から離れた1日研修を行っているがその時に「聴く」、「話す」を中心としたコミュニケーション学習をすることにもした。

 職員さん達の気持ちを出し合いながらじっくりと検討できたのが何よりであった。

 それにしても、児童養護施設に来る子ども達の状況は本当に厳しい。虐待を受けた子、両親と離別した子・・・。そして、乳幼児期の土台がしっかりと出来ていない子どもの多いこと。結果、入所してから様々の困難を抱えていく。登校できない子、非行など触法行為を起こす子。どの子もその困難を解決することは容易ではない。親へのアプローチも必要。親の変化が子どもに大きく影響するから・・。

 そして、その問題の大きさに比較して児童相談所をはじめとした専門公的機関の体制はあまりにも貧弱だ。ともかく数が少なすぎる。国の対策は無策といっても良い。これが世界に冠たる経済先進国日本の実態だ。子どもを大切にしない社会はやがて深刻な破壊をもたらすと思う。

 職員さん達は、ほんと限られた条件の中でこれらのことをこなしていかねばならない。もちろん対象理解のあり方や成長促進的コミュニケーションのあり方など専門性を高めることがともかく必要。この研修はそのためにある。が、限られた時間の中での子どもの持つ問題は大きく、職員のストレスや悩みは尽きない。職員さん達のサポートや元気づけも大変重要になってくる。課題は尽きない。

 しかしながら、こんな中にあって、子どもをどう処遇(treatment)していくか、専門的な見地からの話し合いが出来るようになっていっていることはなんともうれしい。この研修が職員さん達の共有財産になっていっていることを実感した。職員さん達の情熱にも心を打たれる。みんななんとか子どもによい人生を歩んで欲しいという一心なのだ。この仕事の大変さとやりがいを感じて学園を離れた。

 今年も、この研修は続く。

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