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2008年4月

2008年4月24日 (木)

イギリス、仏教?

 今日から5月7日まで留守をすることになりました。イギリスのLeicesterというところで開かれる「5th Living Buddhism Conference」に参加するためです。Living Buddhismとはいうのは確か鈴木大拙氏の言葉だったかと思います。形骸化した仏教ではなく生きた仏教ということだと思います。ここで「真宗カウンセリング」について報告することになっています。イギリスで仏教?ここがおもしろいところです。ここまでに至ったいきさつはちょっと書けない感じがするし、ここにいたったの私の心境もちょっと簡単には書けない感じがします。しかし、私にとっては感無量です。なかなか言葉にするのは難しいのですが、まずは報告させていただきます。

2008年4月17日 (木)

今年も新しいプロセスが始まった。

 昨日から本格的に美作大学の講義・演習が始まった。昨日は津山に泊まった。いつものごとく開始前は緊張する。気持ちも重い。しかし、いざ始まってみると久々に学生に顔を合わせたり、新しい学生との出会いもあり、爽快な気分になる。若い人達のエネルギーと柔軟さはやはりよいものだ。お天気も素晴らしかった。この時期の津山は本当に美しい。

 昨日の夕方は、編入生の歓迎バーベキューパーティ。なんとこの大学は学内にバーベキューサイトがあるのだ。アルコールは抜きだ。煉瓦でしっかりと作られたサイトだ。この時期はクラス会などでひっきりなしの利用らしい。夕方になるとなんとも言えないよい香りがしてくる。「こんな大学ってあるのかなあ、いい大学だな」と話し合う。編入生の自己紹介と在校生の歓迎の言葉以外はまったく自由な集まり。集まってきてバーベキューに舌鼓を打ち、会話をする。リラックスしたよい集いだ。教員の子どもも集まっていて、大学生お姉ちゃん達と鬼ごっが始まった。なんともほほえましい。小さな大学だから少人数でアットホームな集まりになる。暖かいよい気持ちになってその場を去った。受講する科目も多いことだろう。編入生の今後の検討を祈る。

 授業は、実習指導、社会福祉援助技術、カウンセリング演習、老人福祉論と多岐に渡る。自分でも良くやっていると思う。対人援助はもとより社会の仕組みや情勢についても話す。社会的な事になるとすごく戸惑う学生の姿がある。高校までの教育ではほとんど取り上げられていないということもあろう。しかし、次第にわかってきてくれる学生の姿があり、それを共有していると話して良かったと思う。昨今の生活状況はほんと厳しいから学生、特に就職を控えた学生の関心はとても高いように感じる。要は、その実感をしっかりと跡づける枠組みを知ることが大事なのだと思う。実習もメインイベント。社会の矛盾が吹き出る社会福祉現場はなかなか厳しいから時には強烈な涙の体験になることもある。しかし、それを通じてぐんぐん大人になっていく彼らの姿を見ることになる。

 まずは、夏までの前期。そして、秋からの後期とこれからの一年間が楽しみである。若い人の悩みや戸惑いや希望を共にすることは役得といってもよいぐらい貴重な経験になる。

2008年4月 7日 (月)

クリニカルソーシャルワーカー

 話は少し前のことになるが、3月下旬にニューヨークからの友人が2人来られて、日本の友人と共に神戸を訪れた。サイコセラピスト (psychotherapist)、クリニカル・ソーシャルワーカー(clinical social worker)のお二人だ。主な領域はスクールカウンセリングだ。日本の友人はスクールカウンセラーをされている。共に共通したバックグラウンドなので観光ももちろんだが道中での話が楽しかった。ニューヨーカーはとにかく早口で賑やかというイメージがあるがまさにその通り、お二人とも陽気に話すこと話すこと・・・。

 いろいろあったけれど、私はクリニカル・ソーシャルワーカーのされていることに関心を持った。今の私の関心もそこにあるからまたとない機会だった。日本でソーシャルワーカーというとどちらかというとカウンセリング面接よりも社会資源の紹介だとか生活保護の受給といったサービス供給や調整的役割をするというイメージがあるが、クリニカル・ソーシャルワークというのはカウンセリング面接が中心である。週1回の面接を続けていく。向こうでは面接時間は50分が主流らしい。この点では心理療法とほんとよく似ている。区別が難しいかもしれない。しかし、話を聞いているとやっぱりソーシャルワーク的なアプローチがそこに出ていると思った。

 ある子どもの事例を話されていた。まずは、両親(離婚されている場合は1人ずつ)に来てもらってじっくりと話を聞くという。子育ての状況を把握するのだ。次は、子どもに来てもらって、プレイが中心になり、子どもとの時間を持つという。その次は、子どもと親に来てもらって面接を続けていくという。

 そう、子どもがクライエントだがその家族をセットで見ていき、その関係に焦点を当てるのだ。まさにこれはソーシャルワークのアプローチである。それを言うと、「まさにそうだ。心理療法でいう家族療法はあまり知らなくて自分なりに開発してきたやり方だ」とおっしゃっていた。やっぱりそうだ。

 私のカウンセリングもまさにそうなのだ。子どもが主クライエントであるが両親との面接は必ず行う。次第に子ども本人よりも両親との面接が主になっていく。特に、母親との面接に時間を注ぐことになっていく。そう、子どもが育つには家族環境、特に家族関係、中でも母親との関係が大変重要なのである。母親が変わると子どもはぐんぐん変わる。面接に来られる母親は子ども時代に寂しく、愛情的に過酷な環境で育っている。子どもを抱えてしんどい気持ちで一杯である。体調も悪くなる。その母親をサポートすることは大変重要なのである。ともかくいろんな思いをこちらが聴くことが大事だ。母親からすると気持ちを表現し、誰かに共感理解的に聴いてもらうことが大変重要な体験になるのである。

 お二人との出会いは自分のアプローチを振り返るよい機会になった。勇気づけられる感じだった。

 ポートタワー付近で食事をとり、再度山、六甲山とドライブした。途中カーブが多くて車酔いをされてしまった。楽しかったとおっしゃってくださったけれど、ちょっと無理なプランだったなと大変恐縮した。次の日には船で韓国釜山に向かって出発され、きっと今頃は中国を旅されていると思う。この一日が響かったらよいのに、今頃どうされているのだろうと思っている。ニューヨークに帰られたらまた連絡があることだろう。

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