日、月と休憩をして回復した。月曜日は、運転免許の更新に出かける。残念ながらゴールド免許が切れてしまい1時間の講習を受ける必要があった。結構煩わしいのでギリギリまで置いてあった。この日を逃したらまさに一日前に行くことになってしまうので決心した。すごく丁寧な案内に驚いた。「次○○番の窓口に・・・。」、「次○○番の窓口に・・・」と指示されるままに動く。指示は的確。しかし、途中、番号がわからなくてうろうろした。なにか病院で健康診査を受けている時を思い出した。
おもしろかったのは視力検査。今までは眼鏡が条件になっていた。今回もそう思っていったら、両目だと裸眼で基準をクリアしてしまう。右目だけがすごく悪いのだ。視野検査を受けてOKなら眼鏡の条件が外れるという。結果はOK。私の運転免許から「眼鏡等の条件」が消えた。写真は眼鏡を外しての写真になった。なんと生まれて初めての眼鏡なしの免許証写真になった。思わず笑みが出てきた。といっても、やはり眼鏡なしだと見えにくいし疲れるので外して運転することはないけれど・・・。
1時間の講習は最初わずらわしかったけれど聞いている内に関心が出てきた。道路交通法の改正状況がよくわかった。「中型免許」ができたなんて初めて知った。となりの若い人がおもしろかった。ケイタイを見るわ、ペットボトルのお茶は飲むわ、自分のスケジュール表を出してきて見るわ、してはいけないことをすべて行う。なかなかのものであった。しかも、見つからないツボまでしっかりと押さえてある。そのテクには感心してしまった。私の授業の時もこんな調子でやっている子も結構いるのだなあと違った目線から改めて感じさせてもらった。長い管理的教育のなかでおもしろくない授業を受け続け、このように出来上がっていくのだと思う。私の授業もそうなのかなあ・・。

火、水は大学での演習と講義。若い人は油断をするとすぐに寝てしまうので注意を続けるために結構エネルギーを使う。正直傷つく感じがすることが多い。自分の体験も含めて大事な事を話しているのに条件反射みたいにこくっと寝てしまわれるとがっかりするものだ。学校という状況がそれを作り出すのだと思う。とはいえ、いろいろ工夫をしてこちらの考えが伝わったときはうれしい。「あっそうなのか」といういう反応をもらうと結構やりがいを感じるものだ。
老人福祉論は担当のひとつだが私は詳細に入る前に現代社会の特徴を話すことにしている。意志決定の仕組み(民主主義)や経済、特に生産関係についてわかってもらいたいという思いがあるので時間を割いている。そして、大多数を占める働いている人達の暮らしが基本的に不安定であることをわかってもらう。今までこういう観点から見ることが少なかった学生はたいてい戸惑うようではあるが慣れてくると関心を持ってくれる。昨今の暮らし向きは本当によくないから彼らにも肌身を通して関心があるのだと思う。うまく話がかみ合ってきたようで楽しかった。
演習は人間関係演習を必ず入れている。チェックインと称して毎回日々の思いを出し合うことにしている。順番に出していってもらう。これも最初はとまどうようであるが慣れてくるとお互いの思いや気持ちが交流してきて風通しが良くなってくる。ほんとじっくりだけれど・・・。大事なのは受容的な雰囲気だ。これも少しずつお互いの心の橋がかかるようになってきたと思う。
今日は、オレゴンの友人と話す。CSPのミーティング日。今回は残念ながらラホイヤのオフィスにラップトップを持ってきている人がいなかったので Skypeが出来なかった。変わりにオレゴンの友人と話した。ガソリンのことを話したら向こうは日本の半分の価格ということ。日本の高額に驚いていたが、アメリカでもひと頃に比べたら倍の値段になっている。これは本当にひどい。ともかく暫定税率を廃止すればよいのに・・・。そして、一刻も早い投資のレギュレーションが必要だと思う。アメリカではその動きも出ていると聞く。顔が見えると短い話で済むのがおもしろい。Skypeはいい。
そんなこんな・・・。長くなっちゃった。今日は自宅で1日過ごした。明日から、大学、ワークショップ、カウンセリング、ワークショップと続く。京都と相生を往復する。今日は早く寝ることにしよう。
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