休日。まさにつれづれ
世間は連休モード。私も連休モード。先週は土、日とがんばったのでゆっくりと休養している。DVDを借りて映画を見て過ごしている。『刑事コロンボ』シリーズ。『寅シリーズ』。マイブームという言葉があるけれど、まさに最近はまっている映画だ。もう一つは自宅にある『ローマの休日』だ。
コロンボシリーズは私が大学生時代に流行って毎週土曜日を楽しみにしていた。ほんと一世を風靡した。井上順がマネをしていたっけ・・・。「刑事寝コロンボ」とかいうギャグもあったっけ。寝ころびながら見ているからまさに寝コロンボだ。時々記憶がよみがえる。犯人は最初からわかっている。どれも名を成し功を成した人ばかりなのになぜか狂ってしまって完全犯罪を試みるがコロンボが見事に暴いていく。犯人は賢いのだがやはりどこかドジをしている。そこがおもしろい。時には犯人を騙すところもすごい。しつこいこともこの上無しだ。その推理の仕方は結構参考になる。今は14巻までまで見た。最後まで見てしまうつもりだ。
寅シリーズは、ここ2、3年はまっている。あのなんとも言えない人情と日本情緒が好きだ。バックの景色は本当に美しい。今回は、最後から2番目のかたせ梨乃がマドンナとして出てくるものを見た。滋賀県長浜市が舞台だ。この巻はそんなに大きな動きはない感じだ。渥美清もだいぶ疲れているのかケンカのシーンは出てこない。さくらが満雄に「伯父さん怒って大げんかになって出ていった」と電話で語っている。笠智衆も亡くなっていて登場しない。「御前様元気?」とさくらがゲンちゃんに問うシーンになっている。次回が最終回とわかってみてみるとなんとなく寂しい感じがする巻だ。でも、その分景色が本当に美しい。撮り方もその美しさを前面に出している。味わい深かった。満雄に旧い鉛筆を売ってみせるシーンはお見事だ。私もがんばらねば。
『ローマの休日』は例の500円シリーズのもの。白黒だしちょっと旧いし見ようかどうか迷ったが気楽にみられそうだったのでプレーヤーに入れた。見ていく内にはまっていく。やっぱりおもしろい映画だ。ドタバタ劇ありのまさにハリウッド映画。しかし、ラストシーンはやはり泣かせる。よく考えたらこれは最大の悲恋ものだ。社会状況を超えた友情、愛情、真実性。ほんとアメリカ映画が持っているスピリットがやはりハッキリと出ている映画だ。余韻が漂う。
今日は雨。昼なのにどんよりと暗い。なにかしら物思う晩秋である。
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