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2009年3月

2009年3月 8日 (日)

社会福祉対人援助ワーカーさん達との小さいけれど大事な仕事

 少し前の話になるが2月21日(土)に京都社会福祉士会の研修会で話す機会があった。全体のテーマは、「家庭支援を考える~家族を地域で支えていくために」であった。私は、カウンセリング実践の立場から家族支援のあり方について、不登校を中心としたカウンセリング実践から話をさせていただいた。

 私の行っているカウンセリングは、いわゆる臨床心理のカウンセリングとは少し違い、ソーシャルワーカー(社会福祉)が行うカウンセリングであること。その特徴は人間の全体性に着目し、「生理・心理・社会」の各側面から全体的にアプローチしていくところに特徴があること。その単位は家族であることが中心テーマであった。

 一般論は不十分。特に私が縁の深い不登校の事例でさらに具体的に話をした。不登校の子どもが抱える身体症状について、心と体とは密接につながっていること。そして、心の状態が体の不調となって現れる子どもの生育環境、つまり親子関係の特徴、特に母子関係(不安定性愛着、母子分離不安)について話をした。そして、この母子関係を改善することでこどもの身体症状が治り、結果として子どもが元気になり、登校できるようになっていくプロセスについて話をした。

 80分というまとまった時間をもらって有り難かった。まだ言い足りない部分もあるが普段考えたり感じたり実践したりしていることを話せたような感じであり、参加者の皆さんと共有出来たような感じであった。

 普段、この仕事をしているとどうしても孤独になりがちである。そんな中でこのような集まりに引っ張り出していただいたことはとてもうれしかった。私自身も他のシンポジストの方々の報告を聞かせてもらって視野を広げさせてもらった。大変貴重で有意義な時間であった。

 さらに、もうひとつは児童養護施設守山学園での1日研修が2月16日、23日に続けてあった。子どもが常時いるので2つのグループに分けて1日間集中的に研修するものである。ついつい、聴くより話してしまうこと。なんとかして話を言い聞かせて子どもを変えようとしてしまうこと。もちろんこれは純粋な責任感からの発露であるのだが・・・。そんなことが研修のテーマであったと思う。母親役、先生役のロールプレイも行った。自由な雰囲気で話せる空間を作って行っている。特には激しいヤリトリになるときもあるがこれもよりよき仕事をしていくという心から出るもので貴重な時間である。これは次年度にも続いていく。聴く体験学習をテーマに行っていこうかということになった。楽しみである。 

 社会福祉士、精神保健福祉士、保育士、介護福祉士、ケアーマネージャー。現在社会福祉の現場の仕事はこのように資格化されている。これらの人達が基本的に身につけておかねばならない重要なもののひとつは、人間関係を援助的、成長促進的に保てる力を身につけることであろう。これらは教育課程においても現場でのトレーニングにおいても充分に行われているとはいいがたい。なかなか手強い問題ではあるがこれからも続けていきたいと思っている。 

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