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2011年12月

2011年12月20日 (火)

成長させてもらえた一年だったような気がする。

  少しずつ年の暮れに向かっていく。大学は今週一杯で冬休みの体勢に入る。CHODRの仕事の方もしばし休憩に向かっていく。雰囲気が次第にそのような雰囲気になっていくのがおもしろい。それに伴いこちらも1年を振り返る気分が出てくる。いろんな思いが湧いてきている。

  今年もいろいろあった。イギリス、メキシコと二度の海外旅行をしたのは大きかった。どちらも仏教とパーソンセンタード・アプローチに関わる自分の考えを発表したのは大きな事であった。そのヤリトリは今も続いていて、これからの流れになっていくことも確かである。国内では、D-pca研究会が少しずつではあるが定着してきていることも大きな事であった。

  大学の方は、学生との交流が大変おもしろい。これからの私の動きとなっていくことと思う。相談援助演習という科目名で聴く話すといったコミュニケーションの学習を根幹にした「育ち合う人間関係」に関する体験学習を続けているが、それを通して学生が共感的になっていき、また、生き生きとしてきていることを目の当たりにすることは何事にも得難い満足感がある。卒業に向けてますますそれが佳境に向かっていくことと予想している。

  いよいよ来年で60才になる。ま、いわゆる還暦だ。あまり意識したくもないことではあるが、私の人生のもっとも重要な年になっていくような気がしている。

  あれれ、このようなことを書くのは未だちょっと早いような気がするけれど書いてしまった。この休みは一年の計を立てる絶好のチャンスである。

DSCN2135(枚方市山田池公園にて)

2011年12月 9日 (金)

守山学園ケアーワーク学習会-状況の重さをつくづく思う。

  12月5日(月)。児童養護施設守山学園でのケアーワーク学習会。グループを2つに分けての1日研修、2グループ目を行った。この研修内容の全容を説明し、午後からは具体的なケースを用いてその考え方をさらに具体的に理解できるように工夫した。

  日々の子どもとの関わりで大事なことは、何かを「する」ことではなく、「関心を持つ」事であり、こちらからの表現(input)よりも子どもからの表現(out put)を大事にしていくことであるが、この体験的理解はなかなか難しいと改めて思う。大人側が今までの生育歴のなかで意識してこの経験をすることが少なかったからだと思う。これが理解でき、自然な心の姿勢として身について行くにはそれなりのまとまった訓練期間が必要だと改めて思った。実は、これは専門家として身につけておくべき必須事項だと思われるがなかなかこれが浸透しているとは思えない。教育課程においてもそうであるし、現場でのトレーニング期間としてもそうである。ケアーワークにはまだまだ課題が多いとつくづく思う。

  もう一つ、重さを実感したのは、入所してくる子ども達が年々しんどくなってきていること。特に乳児期において親とのしかるべきタッチングや情動の交流の機会を落としてきている子ども達がすごく増えていると思う。これらが登校心身反応(不登校)やリストカット、摂食障害、はたまた多動などの行動障害となって現れてきているとつくづく思う。

  さらに、深刻なことには、それらへの援助体制がまったく出来上がっていないと言ってもよいこと。それらはほとんどが民生児童委員や保護司や地域住民等のボランティア、いや、「篤志活動」に頼っていること。専門家集団(特に公)の援助体制がまったく整っていない、あっても量そのものが少なすぎて手つかずと言っても良いことを痛感する。国や地方公共団体がそれに力をいれていく動きなど今の日本の政治体制にはまったく見られないこと・・・。こんな先進国って本当にあるのだろうか。と大変重い気持ちになった。今、援助が本当に必要なのは親たちなのだ。なんかこの日本って大商業ビルやハイテク商品が満ちあふれているのに人そのものに対してお寒い国だなとつくづく思う。これではますます生活が荒れていくばかりだ。もう一度言う。こんな先進国ってあるのだろうか。

今週はこの重い気持ちをひきずった1週間であった。その状況に風穴を開けることをほんとわずかながらも担っているとも思いつつ・・・。

DSCN2081(岡山県牛窓)

2011年12月 3日 (土)

12月のD-pca研究会-参画的な運営に!

  昨日、12月2日(金)は、D-pca研究会。前回から大幅に進め方を変えた。私中心ではなく、もっと参画的に進めるようにした。最初にミーティングをする。「困っていること」、「プラン、やりたいこと」、「分かち合い」という3つの項目を立て、発言したい人はサインをする。そして、そのサインに基づいて発言していってもらう。出てきたプランを今度は時系列に関連するように並べる。そうすると、その日のプランが参画的に出来上がるという仕組みだ。もちろん、私もその一員としてプランを提案出来る。どのようなことが上がったかはちょっと述べられないけれど、それぞれ気になっていることや聞いて欲しいことを発言されていき、ロールプレイなども試みた。まことに自然な流れで進み、それぞれが満足できる。風通しがよくて良いなかなか感じだ。これは、Los Angelesにあるalternative school, Play Mountain Placeでモーニングミーティングとして試みられているものを参考にして展開したものだ。今は終わっているが、1990年から15年ほど「大人のための体験フリースクール」として試みを重ねた。

  PCAが他の心理療法とちょっと違うのは、このような参画とか自由といった人間の意志を尊重し、それを否定しないでさらに伸長しようとしていくところに大きな特徴があるが、これもこの考え方に沿っている。すべての人はその人生を深く自分自身で過ごしたい。これは人間の基本的欲求であると思うことしきりである。まさに「自燈明、法燈明」の世界がここに展開できると思っている。

  次回は、1月6日(金)、1時半から4時半まで。場所は龍谷大学大宮学舎である。いよいよ年が明けるのか!来年は新しい試みを進めるつもりである。

 

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