ヴィハーラ活動研修会-傾聴
地元の寺院で行われているヴィハーラ活動研修会に招待いただき研修会を行ってきました。傾聴がテーマでした。次のようなことを柱にしました。
1.人間には復元力がある。自己理解、基本的態度、自己指示的態度に向かう大きな潜在力がある。それは死に向かっていく力が存在するということをも意味する。
2.それはある一定の人間関係の下でよりよく発現されていく。傾聴、つまり、共感的理解はその中の1つである。どうするかではなく、どう「ある」かが重要である。
3.一にも二にも体験学習。これらは知的な学習、特に、一方的な講義で身につくものではなく、継続的な体験的な学習によって身についていくものである。
まず最初にパーソンセンタード・アプローチの基本仮説(ロジャーズ)について説明。思えば、ロジャーズは傾聴と言う言葉を使っていません。共感的理解(Empathic Understanding)です。その後、円座になって、「チェックイン」、「ペアでの『聞き合わない』ゲーム」。「如是我聞ゲーム」を行い、最後に体験したこと、疑問などのシェアリングをしました。終始、なごやかなムードで楽しく、しかも気づきのある集いになったようでした。
ヴィハーラに限ったことではなく地域の中で寺院は人々の安寧につながる大きな役割を占めます。こんな中でD-pcaはそれこそ重要な役割を果たします。いや、それを抜きにしてはあり得ないと思います。こういう、地道な等身大の研修が続いていくことを夢見ています。
私もいろんな気づきをいただきました。招待していただいたこと光栄に思います。同時に、私にとって、真宗とPCAとの出会いは大きなことだっんだと改めて思わせていいただきました。
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