2018年1月のD-pca研究会-仏教とカウンセリングの人間観
昨日はD-pca研究会。まず初めに、西光義敞先生の『入門 真宗カウンセリング』を輪読。ここ数年の継続プラン。今回は、(四)仏教とカウンセリング(p.67~)を読みました。
仏教とカウンセリング(PCA)の人間観の共通性、相違性がテーマです。
共通性は、1.いまここを大事にする。いまここのそういう関係を大事にする。2.人間を神に造られたものとして捉えるのではなくて、ヒューマン・オーガニズムとして捉えるところ。これは、仏教の衆生と共通するところがある。
相違性としては、迷っている命とか生死を超えるというところ。仏教では、生死を「しょうじ」と読み、生と死を切り離さないで捉える。そして、これ、生死を迷いとして捉える。果たしてロジャーズの考え方にはこういう視点があるのかどうか疑問。
というところが要点かと思います。みんなで声を出して読んだ後、自由な話し合い。はてはて、生死を迷いとして捉えるが話し合いの中心になったかと思います。その後は、参加者の今の思いを聴き合う時間となりました。味わい深い一時となりました。
終始一貫して忌憚なくありのままのところで話し、時には白熱した議論ともなり、大きな出会いの時間になったかと思います。充実した時間をすごさせていただきました。
次回は、2月23日(金)10時からになります。
D-pca研究会→http://chodr.ptu.jp/Dpcakenkyukai.htm
« 第7回ワイガヤの会(ワンデイ・ワイガヤ・リトリートグループ)の案内 | トップページ | 5月のD-pca研究会-人身受け難し、今すでに受く- »
« 第7回ワイガヤの会(ワンデイ・ワイガヤ・リトリートグループ)の案内 | トップページ | 5月のD-pca研究会-人身受け難し、今すでに受く- »
コメント