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2019年4月 1日 (月)

黒川昭登先生と心理社会療法

 龍谷大学大学院時代の指導教授であった黒川昭登先生が3月3日に亡くなられました。90歳になられていたようです。ご冥福をお祈りいたします。

 存在感のある父性を感じさせる先生でした。抵抗感がありながらも次第次第に先生の探求の深さがわかっていき、大きな影響を受けました。

 先生は日本の臨床ケースワーク(臨床ソーシャルワーク)の第一人者でありました。実践と理論との双方を往復出来る希少な先生でありました。アメリカで中心に発達してきた精神分析的ソーシャルワークの伝統に則り、独自の「心理・社会療法」というアプローチを作り上げた人だと思います。

 「全体としての人間」、「人と状況とその相互作用」、「生理・心理・社会」、さらに「生理・心理・行動・社会」。そして、その成果としての母子関係理論。私はここから大きな影響を受けました。これは「身心一如」や「身土不二」といった仏教とも関係があります。もともとアメリカ・ソーシャルワークは仏教思想からの影響があるようです。D-pcaの重要なあり方の一つとして継承していきたいと思っています。

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