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2019年12月31日 (火)

2019年を振り返って

 2019年もあと2時間ぐらいになった。今年を振り返ってみようと思う。毎日を過ごしていると大したこともしていないように思うけれど、こうやってまとめて振り返ってみると結構動いていたなと思わされる。おもしろいものだ。

1.海外との交流が進んだ。

(1) 1月にはサンディエゴでのCSP主催カール・ロジャーズ記念カンファレンスに参加したこと。いろんなことを話せたことも大きな事だったが、D-pcaについてもプレゼンテーションをした。参加人数が少なかったということはあるがそのぶんかえってじっくりと話せたことがよかった。まさに膝つき合わせてやりとりをしながら進めることが出来た。CSPで中心になっている人たちが来てくれたのがうれしかった。仏教(特に真宗)の特徴についてゆっくり話せたし、D-pcaの人間観についても話せた。関心を持って聞いて下さったのがうれしかった。こういう膝つき合わせてのやりとりこそD-pcaの特徴なのである。


(2) 7月にメキシコで行われたWAEHカンファレンスに講師として呼んで下さったこと。ずいぶん長く続いている。ここでもD-pcaについて話した。これも少人数であったがじっくりとやりとりが出来たことがうれしかった。特に、後半になって参加者の思いをじっくりと聞くことが出来た。その人にとっても大きな事であった。まさにこれはD-pcaのデモンストレーションでもあった。また、その前にルピタのクラスで話したことも楽しかった。これまたやりとりをしながらの事であった。

 D-pcaは講義だけではつまらない。このやりとりに本質がある。何かひとつ閃いた感じがしている。今後のワークショップ、D-pcaの集いに示唆されるものとなった。大きな収穫であった。

(3) 10月の終わりから11月始めにかけてパリ近郊ドゥルダンで行われた国際PCAフォーラムに参加した。200名を超える大所帯の集まりとなった。フランスの人にはとまどうことも多かったが、よい体験になったと思う。そこでもD-pcaについて話した。前回の3つほどじっくりとやりとりが出来なかったし、時間の制約もあってちょっと中途半端になった感があったが、参加者の関心の大きさを思い、身が引き締まる思いであった。またとない体験だ。

(4) 11月にメキシコ、タリアの大学クラスにスカイプで呼んでもらったこともあった。もっぱらPCAについて話した。学生が関心を持って聞いてくれた。終了後にPCAをはじめとしたヒューマニスティック心理学に興味が出た学生があったこと。PCAがリアルに動いていることに感動したとも聞かされた。本当に光栄な事であった。

(5) 同じく11月にウクライナのPCAカンファレンスに呼んでもらった。スカイプでD-pcaについて講義をした。うまく伝わるか心配だったけれど、関心をもって聞いて下さり、心のつながりがある時間だったと行って下さった事がうれしかった。ずいぶん手応えを感じて驚いたものだ。

(6) この12月にロシアでPCAに関するエッセイ集がe-bookで刊行された。ロシアPCA協会を始めネットを通じて掲載されていっている。私も著者の一人として連ねる事が出来た。私の一生仕事となったPCAについての個人的物語りを綴った。始めて英語で書いた。この春に結構苦労して取り組んだものだ。ベニアがロシア語に訳してくれた。これも大きな事であったな。

(7) CSPカンファレンスで知り合ったソフィーとマット。名古屋で英語の先生をしながらPCAクラスを展開している。かねてよりの知り合いだったが日本で会いたいと思っていた。ちょうど飯長先生、畠瀬直子先生、村山正治先生の講演会が南山大学であり、それを知らせたら喜んで参加するとのこと。その前後にランチを共にしながら沢山話した。とうとう日本で会うこことが実現したのだ。今後が楽しみである。そんなこんなで海外との交流がずいぶん進んだ。


2.
相生でのセンター活動も切れ目なく着実に進んでいる。

(1) 従来より行っているワイガヤは着実に進展している。新しい人たちも増えた。メンバーの成長も大きい。

(2) カウンセリングの方は数は減ったが利用して下さる方はいつもあり、ずいぶん役に立っているようである。

(3) 新規事業も始めた。かねてより考えていた「D-pcaの集い」を始めた。3回の継続が出来た。今後が楽しみである。

(4) かねてより京都で行ってきている「D-pca研究会」を相生でも始めることにした。寺院でD-pcaは基盤アプローチになるべしとかねがね思っているがその実現に少しでも尽力出来たらと思う。

(4) さらにセンターの小冊子も出来た。ホームページにはすでに掲載しているだが紙の媒体を作ってみた。こうやって手にしてみるとやはりうれしい。これは間違いなく私の集大成である。D-pcaが形になって現れ始めている。

(5) 佼成カウンセリング研究所での「仏教とカウンセリング」の講義も行った。場所は横浜。研究生年度ごとになるので2年に1回である。ここ数年来講師をさせていただいている。参加者の熱の入った質問がうれしい。


3.インタビュー

 若い友人が私の非構成的なアプローチに関心をもってくれてインタビューをしたいということで来てくれた。丸一日たっぷりと話した。ずいぶん楽しく充実した時間であった。私の中からこれだけのものが出てくるのかと改めて驚いた次第である。ともかくブレずにやってきてよかったなと思った。


 ということだな。やはりコツコツ続けていくものだ。健康に気をつけて生きていれば確実に流れが出来ていく。継続は力なり。そんなことを改めて思った。そうそうこのブログを続けたことも大きい。こうやって書いてみると自分が整理され、前へ前へと動いていくようになる。

 来年もこうやって流れは続いていく。楽しみである。

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