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2020年1月10日 (金)

カウンセリング面接-クライエントの動きはひとひとつかけがえのないものである-

 新年の実践始めはカウンセリングからでした。またとない充実した気分転換になっておられるのがうれしい。大変光栄なことです。とても生き生きとした面接でした。今回をきっかけに来談者中心カウンセリング/PCAについて近頃思っていることを書きたくなりました。

 ロジャーズ理論の特徴はカウンセラーの促進的態度について、そこに焦点をあてて明らかにされているところにある。焦点はどちらかというとカウンセラーだ。逆にここがカウンセラーにとってむずかしいところでもあるが。絶え間ない成長が必要になる。体験学習によるところも大きいが、こうやってクライエントに開かれる中でそれが起きていくところもおもしろい。スーパーバイザーはクライエントなのだ。


 それではクライエントの変化についてはどうなのか?もちろんこれも言及されていないわけではない。様々なクライエントの動きの中から普遍的な何かを見いだそうとしているのは大事な事である。ストランズとして体系化されている。もっと煎じ詰めて言えば、「一致」という方向にクライエントが動いていくということである。人にはそのように動いていく力があるのだ。

 しかし、面接していて思うのは、ことはそう単純ではないような気がいつもしてくる。促進的な関係の中でクライエントは実にいろんなことを語られていく。状況は一人一人みんな異なるから語られていくことも千差万別なのだ。そうしていろんな事に気づかれていく。動いていかれる。この気づきも動きも千差万別なのだ。これは一言では言えない。まさに多様的だ。そうして本当に生き生きとリアルに動いて行かれる。そういう力が常に働いている。カウンセラーがこの動きに焦点をあてていくとその動きがリアルに動き出していく。そこは本当に生き生きとした場だ。その中から、「ではいったいどういう変化がおきていくのか」と普遍性を導きだしていくのはなかなか難しい。ある意味分からないのかもしれない。ほんと思いも寄らないことが起きてくるから。

 PCA理論は絶えず変化していく仮説である。これはロジャースがかねがね言っている。特に、このクライエントの変化についてはまだまだ明らかになっていないことが多いのではないかと思われる。ひょっとしてこれを普遍化することは無理なのかもしれない。ここがまたこのアプローチの限りなくおもしろいところである。D-pcaもしかりである。

 まさに人が生きているのである。これに出会ったことはほんと人生の宝物だ。

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