2020年3月の聖典講座-仏説観無量寿経 散善三観 下輩観-
昨日8日(日)は、浄土真宗華光会の聖典講座。仏説観無量寿経の講座が続いている。今回は、いよいよ大詰め散善(三福九品)下輩観に入り、下品上生、下品中小、下品下輩を頂く。口称念仏が勧められていく。
仏説観無量寿経を拝読してみてともかくおもしろかったのは、このお経は浄土に往生し、仏になるための行、観想念仏行が具体的に述べられていることである。方法が具体的に述べられているのだ。英語で言えばHow to practice for becoming Buddhaである。まさにわかりやすいお経なのだ。
ところがところが、わかりやすくても実行はなんのなんのとてつもない難行だ。私にはとても出来るものではない。気が散ってしまう。まさに凡夫なのだ。そうして、底に流れているのはまさに阿弥陀仏のたゆみないお働きである。それが私たちに差し向けられている。他力廻向である。ここを感得していくことが大事なのだ。そうしてそれを明らかにされていったのが親鸞聖人である。
その後の座談でも一人一人の発言を通してそのお働き、智慧と慈悲が働いているのをまざまざと見せていただいたと思う。本当に生き生きとした場であった。
なんか大きく身心が動かされたのだが言葉にすると消えてしまう。まさにもどかしいことこの上ない。
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