やっぱり猛威ともいえない-より正確に統計を見てみると-
例の疾病状況について包括的な統計を載せた東洋経済onlineページがあるので紹介する。→ここ。これをみているとやはりそんなにおどおどしなくてもよいことがわかる。→6月23日現在の厚労省ページはここ。
ちょっとマスコミとは違う角度から見てみよう。こちらがより正確な見方だ。(以下の数字は4月26日現在。逐一更新されている。どちらにしろ様相は変わっていない。6月23日追記)
*************************
(いずれも累計による。累計は数が増えるだけで当てにならないのだが敢えてそれで見ている)
患者数累計は10,801人。
退院者数累計は2645人。すでにこれだけの方達が退院されている。
重症者数累計は287人!1万人の患者数で287人なのだ。
死亡者数累計は334人!(死亡原因については基礎疾患等いろんな状況が関連するので必ずしもコロナウイルスに因ってともいえないので実際にこの数字も割り引いて考える必要はある)。けれどもそれはそれとして1万人の中の334人なのだ。
年齢別の感染者数累計のグラフがあるのでそれを見ると、圧倒的多数が軽症・無症状なのである。80才以上を見ても軽症者が多数なのだ。
(6月23日追記。その後このグラフは註にあるとおり厚生労働省の統計公表の仕方が変わったことで症状別には分けなくなっている。こちらで計算し直す必要はあるが数値はここに公表されている。ダウンロード - 。もちろん様相は変わっていない。)
(7月19日追記。さらにこのグラフには変化があった。PCR陽性者数は載せているが「患者数」という項目がなくなっている。おそらく厚生労働省の統計の出し方が変わったのだと思う。これによってまた実態がわかりにくくなったと思う。いよいよこのグラフは役に立たなくなってきている。このように変えるということはどういうことなのか。ここがわからないのであり、いろいろ勘ぐりたくもなる。)
*************************
そう、こうやって見てみるとやはり猛威を振るっているとは必ずしも言えない状況だと思う。これは私たちの主観とも一致する。
ちなみに、感染者数と患者数は違う。感染者数とはPCR検査陽性者数である。患者数は実際に症状が出ていて病院にかかっている人数である。患者数で見ていくことがより適切かと思う。(このページの英語版ではその違いが明確に表現されている)
さらに、PCR検査は他のコロナウイルス(風邪)との識別は困難であるというから検査陽性といってもそれが混じっている。ということでますます曖昧な数字なのだ。風邪の感染者数を追っているだけなのかもしれない。
やっぱり何やら仮想の不安を煽られて、その中で右往左往しているのだ。 ほんとマスコミは感染者数、さらに累計者数だけに焦点を当てて喧伝している。そのマスコミって何なの?改めて思う。この疑問は一向に明らかにならない。
こういう全体的統計はいいと思う。心頭を冷やして見ることが出来るから。ちょうど台風情報はマスコミで見るよりも気象庁ページに入って直接見た方が落ち着いて見られるのと同じだ。
それにしても今の自粛中心の緊急事態宣言は早く解除して欲しい。順次でもいいから。実際に効果が上がっているとも思えない。ロックダウンもそうだ。そして「三密を避けるを目標にする」だけでいいのではと思う。気が沈んでかなわん。根拠薄弱性に気が沈むのだ。感染者数ゼロは不可能だ。非現実的なのだ。
そうして普段の健康管理、罹ったときの軽症から重症までの包括的なケアー・システムを作って示すべきだ。それが国・地方自治体の仕事だ。マスコミもそれに協力して欲しい。脅すだけが能ではないのだ。
« 海も空も青かった | トップページ | ウイルスは私たちの一部もである-私の思いつきだけではなかった- »
自己コメントです。さらにこのグラフには変化があった。PCR陽性者数は載せているが「患者数」という項目がなくなっている。おそらく厚生労働省の統計の出し方が変わったのだと思う。これによってまた実態がわかりにくくなったと思う。いよいよこのグラフは役に立たなくなってきている。このように変えるということはどういうことなのか。ほんとここがわからない。Kazuo
投稿: Kazuo | 2020年7月19日 (日) 10時06分