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2020年5月 8日 (金)

「免疫力の低下」とは言葉とは裏腹に生体の暴走状態をいう-安静の大事さ-

 「免疫力は外敵と戦う力だ」、「その力が低下するとウイルスに罹りやすくなる」。これってよく言われていて私もついついこの言葉を使ってしまうけれど、何かが違うなと思っていた。「外敵があってそれと戦う」というのがそもそも違うような気がするのだ。そう思っていたところでたがしゅう氏のこのビデオに接する機会があった。自分の考えが整理されるように思えてきた。

 免疫力というのはそもそも外敵と戦う力ではなくて、私たちの中に存在するホメオスタシスの作用(均衡作用)ということだ。それは、いかなる状態になろうと私たちの機能を一定に保とうとする働きだ。例えば、体温がそうだ。交感神経、副交感神経の働きがそうだ。血糖値を一定に保とうとする力もそうだ。その働きが私たちの中に備わっていて普段はそれがうまく機能しているのだ。それが疲労やストレスなどの要因によって崩れた状態になる時がある。それを「免疫力の低下」と呼ぶのだ。正確にはホメオスタシスの崩れということになろう。

 それはどんな状態かと「低下」という言葉とは逆の状態である。例えばウイルスでいえば、均衡が崩れると生体はそれを内部に取り込み増殖する。あるいは、内的にもそれが作り出される。すると生体はそれを異物と判断し、それを排除しようとする。その状態が炎症である。発熱がそうだ。あるいは咳やくしゃみ、倦怠感もその中に入る。ということは生体が臨戦状態になっているということだ。アクセルを踏み続け、前進あるのみになり、あげくの果てはオーバーヒートしてしまう。この状態を「免疫力の低下」というのだ。言葉が矛盾しているのでわかりにくいが「免疫力の低下」とは「生体の暴走反応」ということになる。

 この理解は大切になる。どうすればよいかに関わるからだ。暴走反応ということになればそれを休める、アクセルを放してやるということになる。つまり、安静にし、心を落ち着け、リラックスさせるということになる。「低下」だから何かを補って元気をつけると理解するとまったく逆の対策をし、むしろ暴走に手を貸しているということになる。ビタミンCなどのサプリを補ったり、にんにくを食べたり、日光にあたるなどいわゆる積極的、好戦的な行為だ。これが逆効果になり、下手をすると生体を破滅させることになるのだ。

 言葉で説明しようとするとほんと長くなってしまうが要するに発熱など風邪様の症状が出た時は体を休め、心を休めるということが必要なのだ。単純に横になることが基本だ。その状態に逆らうことは適切な行いではない。改めて「安静」の大事さを確認した次第だ。特に「横になる」というこの単純なことがとても重要になるのだ。→ブログ内関連記事

 そうして、さらに大事なことは私たちの中にはすでに免疫力があってそれを高める必要はない。大事なことはそれを乱さない、取り去らないことだということになる。

 何やら心の状態もこれとよく似ているではないか。これについては今後考えていきたい。

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