8月相生D-pca研究会-感情の反射、感情の明確化-
昨晩は相生でのD-pca研究会。いつものようにオープニング・ミーティングを行い、継続プランとなっている西光義敞『暮らしの中のカウンセリング』有斐閣の輪読を行うことが確認された。こちらはPCAについて学んでいる。
読んだところは第2章「ふれ合い育ち合う人間関係の核心はきわめて簡明である」第4節「どんなカウンセリング技術があるか」に入って、「感情の反射」、「感情の明確化」の節を読んでいった。
感情の反射:「クライエントが言葉や動作で表明した感情をそのまま受け取り、『いまあなたが言葉にされたお気持ちはこんなことですね』という感じをこめた言葉にして、返してみることです。(西光 p.86)」
感情の明確化:「クライエントが、自分の気持ちもしくは感情をうまくいいあらわせないでいるようなとき、カウンセラーのほうでこれをはっきりさせ、適切な言葉にまとめて、伝え返して行くことです。(西光 p.90)」
どれも「クライエント中心カウンセリング」の代表的な技術である。その技術をもってクライエント中心と思われている節もある。これは確かに技術であるがやはり一致、無条件の肯定的配慮、共感的理解という態度と密接に関わっていることである。反射は反応といった方がよいし、明確化より深い共感的理解ととった方がよい。一定期間の研修の必要な態度・技術である。確かにむずかしいけれど確実に体験的に身につけていけることでもある。
今回も今までの体験を踏まえながらわが身に関わらせて読んでいった。私にもよい再確認となった。うまくいくことにとらわれず、理解し損なったらまたやり直していけばよい。そんなことを改めて思った。
とても充実した時間であった。
次回は、9月8日(火)7時半から9時半である。場所は当センター。→このページ参照
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