カウンセリング-人生を旅する2人の人と人の出会い-
昨日はカウンセリング・セッション。私はこんなイメージでいます。たまたまそれぞれ人生という旅路を歩んでいる人がこの場、この瞬間で出会う。それぞれの業(ごう)があり、重荷がある。それを共有する場。とはいえ、一応この場はそれを分かち合おうとすると人と受け止めようとする人の違いはある。そうしてその会合が済んだらまたそれぞれの業を持つ日常生活に戻っていく。そんな場のような気がします。しみじみといろんな思い味わった一時でした。今改めてこの案内の意味を振り返っています。→カウンセリング-こころのときほぐし、自己発見の場-
思えば、人生は問題と悩みや葛藤の連続。その度に選択と決断が求められます。これは一人一人が取り組んでいかなければならない厳しさを持っています。ですが、人の助けが必要なものです。誰かに話しや気持ちを聞いてもらいたい。自分をありのまま吐き出したい。といって身近な人に話すのも差し支えるし・・・。そんな思いになることはありませんでしょうか。人に聞いてもらいたい、自分の思いを表現したい。でも、他人には口外しないで欲しい。これは人の基本的欲求なのではないかと思います。
このような欲求に応えるのがこのカウンセリングの場です。基本単位は一回一時間で、カウンセラーの醸し出す心理的に安全な雰囲気の中で自由に過ごします。この中でまずはくつろいでいただくことが大事です。そして、思いや気持ちを表現し、カウンセラーに聴いてもらいます。カウンセラーは透明な態度で流れを妨げないで聴いていきます。その場にいますと、絡んだ糸がほどけるようになって楽になってきます。力も湧いてきます。
そして、自分自身を振り返り、動くべき道を見いだしていくのです。これは不思議ですが自ずと見えてきます。本来自分の中にはそういう力があるのにそれが覆われているのです。人は気づかない内に自ずと最適な道を選択しているものです。それに気づいていくことも大事なことになります。自己発見です。
悩み、葛藤を縁としてそれに取り組むことによって自分が成長し、次に人生の問題が出てきたときに、より適切に対応していくことが出来る。それがこのカウンセリングの目標なのではないかと思います。
カウンセリングには個人と家族とがあります。一対一のカウンセリングはとても大事です。また、不登校や閉じこもりや摂食障害の問題は家族関係、特に親子関係に起因していることが多く、当人はもとより家族とともに面接することがとても功を奏します。本人が来られない場合は、家族のどなたでも結構です、まずはお越し下さい。そこからスタートします。次をご参照ください→不登校の原因とその援助
人生いろんなことがあります。それは、荷物を背負って歩く坂道のようなもの。1人で担ぐより2人で担ぐ方が良い。2人より3人がいい・・・。支え合って共に歩んで行きたいものです。ほんと気楽に来てくださるのが私の願いです。いわばここは心の整体、マッサージの場なのですから。
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