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2020年12月10日 (木)

12月D-pca研究会-静かな革命-

 一昨日12月8日(火)はD-pca研究会。まずはオープニング・ミーティングを行う。困っていること(気持ちも含む)は、日常生活の葛藤が出された。聴こうとするメンバーがいる中での表明は大きな意味を持つ。プランは1. 継続プランとなっている西光義敞『暮らしの中のカウンセリング』有斐閣の輪読。2. 時間があれば次回からのやりたいことを出し合うが出された。分かち合いはZoomによるオープンなワイガヤ・リトリート・グループを行っていく予定であるが出された。

 輪読。第2章「ふれ合い育ち合う人間関係の核心はきわめて簡明である」から第5節「静かな革命が進行している」。「理論は発展し実践は広がる」、「静かな革命」の項を読む。

 「理論は発展し実践は広がる」は、前回も読んだがもう一度復習も兼ねて読んだ(→前回記事参照)。おもしろいもので一ヶ月が経つとこちらの心境も変わっていて目に入ってくるところが違った。

 今回関心が向いたのは「エンカウンター・グループ」運動についてだ。グループ実践はロジャーズ理論の核心のひとつでもある。「基本的出会いグループ」「成長グループ」「Tグループ」「感受性訓練グループ」「ゲシュタルト・グループ」「カウンセリング・ワークショップ」「創造性ワークショップ」などさまざまな名称があり(西光p.108)、現在もいろんな活動が行われている。

 この中でロジャーズ理論を基盤にするものは「基本的出会いグループ」、「カウンセリング・ワークショップ」だと思われる。その大きな特徴は先生の言葉を借りれば「場面構成をなるべく少なくし、出来るだけ自由な雰囲気の中で、参加者自身が自発的に、グループ自体の目的と個人の方向を選択していきます。その際、個人間においてとりかわされる交互作用の過程と力動に焦点があてられます(p.108)」ということになる。

 私は西光先生と出会い、「カウンセリング・ワークショップ」や「エンカウンター・グループ」に途切れることなく継続的に参加してきた。さらに1988年にはカリフォルニヤCSPのワークショップ1995年にはギリシャで行われた国際PCAフォーラムにも参加し国際的なつながりにまで広がった。まさに私の人生につながる体験だった。これは現在も継続中である。

 現在行っている「ワイガヤ・リトリート・グループ」はまさにこの一貫だなと改めて思った次第である。参加者からもそのような思いが出された。

 そうして、いよいよ第2章の最後「静かな革命」に入る。これは「政治や経済の舞台におけるはなばなしい革命ではなく、人の心の内奥にしだいに深くくいこんでいく革命です。(中略)。地球上いたるところ、人間生活を大切にする人たちの間で、ひっそりと進行している革命です。(西光P.109)」。「穏和で目立たなくても、人間をますます人間らしく変えていく革命です。ロジャーズの言葉をかりれば、それは『人間を尊重する世界の可能性を志向しています。』(西光p.109)。

 まさにその通りだと思う。これは現在も深く静かに進行中である。最近ではZoomなどインターネットを通してさらにそのつながりが生まれていっているように思う。改めてそこに思いを致した。思えば、この日本もそうだ。ロジャーズ理論が入る前と後ではずいぶん違う。この考え方がどこかで基盤になっていると思うのだ。「人間中心アプローチ(パーソン・センタード・アプローチ、PCA)」と呼ばれる所以がここにある。もちろんこれと反対側への動きも加速していっているが・・・。かといってそれに覆い尽くされてしまうというものでもないなと改めて思う。

 これはまさに仏教界(真宗界)においてもそうだ。ビハーラを初めとしてそのような動きが次第次第に浸透していっているように思う。若い僧侶達にその動きが浸透していっているのが心強い。私もその流れの中にいることが出来ればほんとうれしいことである。

 「かなり力を入れて筆をはこんできました」という先生の言葉が印象的だった(P.111)。ロジャーズさんのアプローチにぞっこん惚れて力を入れて学習してこられた先生の姿を思い出していた。これを執筆されているときにも感動をもってされたのだと思う。そうして、この私もこのアプローチにほんと力を入れこんできた。京都、大阪を仕事を終えてから毎週行き来した20代の頃を思い出していた。私の人生そのものになった。もちろんそれは今も継続中で今後も継続していく。

 ということで、いよいよこの第2章を読み終えた。振り返ってみるとこの相生での会を始めたのは去年の12月10日(火)だった。丸一年のプロジェクトだったということになる。今後がまた楽しみである。

 次回は、新年1月12日(火)午後7時半から9時半。場所は当センターである。今後のプランについて話し合う予定である。→ウェブページ参照

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