新年1月D-pca研究会-ロジャーズの業績を振り返って、今後のプラン-
一昨日1月12日(火)は、D-pca研究会。雪が積もり、どうなるかと思ったが開催出来た。いつものようにオープニング・ミーティング。プランとしては、ロジャーズの業績を振り返る、今後の進め方について話し合うが出された。分かち合いとしては心が動かされていることが出された。
まずは、ロジャーズの業績を振り返るプラン。西光義敞『暮らしの中のカウンセリング』有斐閣。第2章を読み終え、ひととおりPCAの人間観、哲学、成長促進的態度を学習したことになったので、ここでロジャーズの業績について振り返っておくことにした。
西光義敞先生が論文「人間尊重の社会福祉実践-Person-Centered Approachをめぐって-」龍谷大学社会学部紀要 1999の中でロジャーズの業績について見事に年表としてまとめられているのでそれを読み込むことにした。
学生時代の学び、ロチェスター時代、シカゴ大学時代、ウィスコンシン大学教授時代、CSP時代と彼の歩みには節目がある。彼自身の自己実現の過程を改めて学んだように思う。また、私自身のPCAの学びも振り返ることになった。思い出が次々と蘇ってきたのだ。私の学びの過程はロジャーズが生きている時代であった。まさにライブでその発展を体験したのだ。また同時にこれは私の人生ともリンクしている。そんなことを改めて思った。たまたま都合で直接お会いする機会を失ったことは残念ではあった。もっとも彼と一緒に探求し、学んで来た人と国際PCAフォーラムを通して直接お会いできていることはまたとない宝物だ。
次のプランは今後の学びについての話し合い。輪読を続けたい。仏教との交流についても学びたいという思いも出た。そうD-pcaはまさに仏教(特に真宗)とPCAとの交流から生まれてくるから双方に渡って学習を深めることはとても大事だ。また、PCAについてもう少し学びたいという思いも出た。
いくつかの案の中からロジャーズの最後の出版となった『存在への道 (A Way of Being)』の中から第1章「コミュニケーションの意味」について読むことに決まった。ロジャーズさんの原典にあたることはとても大事だ。幸い翻訳書が出ている。畠瀬直子監訳『人間尊重の心理学-我が人生と思想を語る』創元社のものを輪読することにした。これまた楽しみである。
少し時間が残ったのでフリートークとなる。偶然聞くことになったお釈迦様の弟子とのヤリトリから触発されたそれぞれの状況についてが話し合われた。
しっとりとした充実した時間だった。次回は、2月9日(火) →2月2日に変更です。午後7時半から9時半。場所は当センター。新しいメンバーも募集します。
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