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2021年3月22日 (月)

「浄土真宗カウンセリング」-未来に向けた新しい援助のあり方-

 先週土曜日(3月20日)は、たつの市浄栄寺の常例法座に呼んでいただき、真宗カウンセリングについて話しをしてきた。とても光栄なことだった。

 演題は「浄土真宗カウンセリング」。西光義敞先生は「真宗カウンセリング」と呼んでおられた。これは熟慮の上で決められたことである。浄栄寺さんでは「浄土真宗カウンセリング」と呼んでいただいている。もちろん特に決まりがあるわけでもなく、どちらでもよいと思う。私にはこの「浄土真宗カウンセリング」という響きが気に入ってしまった。何かとても華やかなで美しい響きがするのだ。私の所ではこう呼ばせてもらおうかなどと思ったりもする。

 話した主な内容は次のことのようになるかと思う。時間の関係で今回はカウンセリングを中心に話した。

・浄土真宗カウンセリングは東洋と西洋との交流から生まれる未来に向けた新しいアプローチである。

 浄土真宗カウンセリングは「浄土真宗」と「カウンセリング」という2つの言葉が一緒になった言葉である。浄土真宗はもちろん仏教。東洋に起源を発し、親鸞様で750年。お釈迦様になると2000年以上もの歴史をもつことになる根源的自覚への道。カウンセリングは西洋に端を発し、特に近現代になって人を援助する道筋を科学的に探求する中から出てきたアプローチ。日本に大きな影響を与えたカール・ロジャーズのアプローチが出来上がっていくのは1950年代である。これは約70年の歴史になる。

 この起源の異なるものが今ここで交流し、これからに向けて新しいアプローチとして展開していく。こうなるともう東洋も西洋もない。その2つが統合されたアプローチということになる。話してみて改めて感動している自分があった。

・カウンセリングは、診断→治療という医療モデルではない。人間の成長力に目を向け、それの発現を促進する実践である。

 かつては医療モデルで行われた時もあったが、それは人を援助する上で効果的でないことが明らかになってきた。個人の成長力、心の均衡を保つ力に焦点があり、大事なことはそれを壊さないで、その発現を促進していくことである。ここで大事なことは成長促進的心理風土、援助的人間関係ということになる。

・その発現の根幹は話すことによってそれを解放していくことにある。

 「話す=放す」という言葉がある。思いを話すということは気持ちをリリース、放していくことである。そうしていくことで自然界に満ちた「気」が私の中で動いていくということになる。感情表出といったりもする。そのことによって自らが自らの力で動けるようになっていくのである。クライエントもカウンセラーも私たちを包んでいる大きな働きによって生かされているのである。いろいろ理屈はあるけれど、結局根本のところはここにある。

 とはいえ、このような場は日常生活ではほとんど得られない。また、妨げないで人の気持ちを聴くことがどんなにむずかしいことか。そのためにカウンセラーは訓練と研修を重ねている。

 そのようなことを話した。今私が実践していることを振り返り、改めて気づかせられるとてもよいきっかけになった。本当によいご縁を頂いた。ありがとうございました。

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