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2021年11月21日 (日)

11月D-pca研究会-真宗[的]カウンセリング-

 先日16日(火)はD-pca研究会だった。最初にオープニング・ミーティング。プランとしては継続している西光義敞「真宗カウンセリングの成立」の輪読。分かち合いとしては参加者の近況が出された。

 

 輪読に入る。いよいよ「真宗カウンセリング」の著述に入っていく。先生はまず真宗とカウンセリングとの出会いについて三つの立場から述べられる。

 

 一つは、「真宗」と「カウンセリング」との関係を問う立場。二つは、「真宗[的]カウンセリング」。三つは「真宗[即]カウンセリング」である。1.については先月読了()。今月は2.「真宗[的]カウンセリング」について読み進めていく。

 

 この立場の中心は「真宗よりもカウンセリングにおかれるが、カウンセラーの基本的立場は真宗にある。すなわち『真宗の立場に立つカウンセリング』、もしくは『真宗者によるカウンセリング』(p.33)」ということになる。つまり、これはカウンセリング/心理療法をささえるアプローチにひとつの分野を提供することになる。このカウンセリング/心理療法には「来談者中心療法」、「行動療法」、「ゲシュタルト療法」、「交流分析」、「ロゴセラピー」などなどさまざまな種類がある。(西光P.33)。 この真宗カウンセリングはその流れに一石を投じることになる。

 

 さらに、ここで冠される「真宗」は、「現代社会で常識的に理解されている特定の宗教・宗派をさすよりも、人間と人間の変革に関する基本的用語(p.33)」を指すのである。つまり、この真宗は人間一人一人の実存的なめざめに関するものなのである。私でいえば、もともと生きることそのものにむなしさを感じるものであったが、真宗に出遇うことによってその奥底に大きな基盤を頂くことになった。そういう真宗なのである。

 

 ここから「真宗[的]カウンセリングは、クライエントが真宗教団に属する僧侶や信者であるとかカウンセラーの活動分野が特定の教団の布教・伝道活動に限られるとかの限定が始めからあるわけではない」、つまり

 

 「カウンセラーが、『真宗』という語で示される人間観や人間変革の原理に究極的基盤をおいてカウンセリングを行う(p.34)」ということになるのだ。

 

 まさに私の実践がそうなのである。私は真宗の僧侶でもない、教団に属しているということでもない。真宗に出遇って大きな指針を根底からいただいた者である。その私がパーソンセンタード・アプローチと交流しながら行っていくカウンセリングということになる。私の基盤がそうなのであってクライエントをその方向に導くとか真宗を教化しようということではない。自分の有り様を知っているのはあくまでクライエントである。どの方向に動いていこうとするのかを知っているのもクライエントである。私の実践はその方向をより促進することなのである。

 

 そのようなことをより明確に再確認出来た。

 

  参加者からはそれぞれの味わいや思いが出される。西光先生のおっしゃっていることが次第によくわかってくる。真宗について改めて確認する。そのような声が出されたように思う。言葉を超えた何かが響き合う時間であった。

 

文献:西光義敞「真宗カウンセリングの成立」(『援助的人間関係』p.29-54所収。『育ち合う人間関係』p.151-188所収)

 

 次回は、12月21日(火)午後7時半~9時半です。都合により原則とは違って第3火曜日になっています。詳しくはこのページを参照して下さい。 

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