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2021年12月 8日 (水)

相生法林寺報恩講-聞くところを慶び、獲るところを嘆ずるなり-

 先日5日(土)、6日(日)は、法林寺にて報恩講が勤まりました。講師は、同朋大学教授 森村森鳳(張偉・チャン・ウェイ)さん。題目は「コロナの時代を生きる」。昼座を2日にわたってお参りいたしました。

 

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 親鸞さんの生きられた時代も戦乱、飢饉、地震、疫病と動乱の時代であった。その中で親鸞さんは念仏(本願海)に心を樹てられ、それを広め、力強く生きられた。それはどこにあるのか。そのようなことをご自身の文化大革命の過酷な体験とを重ね合わせて話して下さいました。

 

 仏教(真宗)の要は、1.慈悲、2.悪人(衆生)、3.悪(心の働き・闇)にある。私たち皆は悪人。それは心の奥底に闇を抱え、自我執着と分別心そのものであるからだ。そこをみそなわして働く慈悲。私たちは泥沼の中に咲く蓮のよう。泥沼でしか生きることは出来ない。そこはどうしようもないこと。しかし、ここにしか花は咲かない。まさに本願海の働きによって・・・。心をここに樹てて生きていくことが大事。「聞くところを慶び、獲るところを嘆ずるなり」。

 

 ほんと私なりの言葉になってしまったけれどそのようなことを極めて理路整然と話して下さったように思います。常に私に向かって働きかけて下さる大悲。念仏を通してそこを信知していくことが大事だし、そのようにさせる念仏の働きがあるのだと思いました。

 

 そういう御法の話しと共に、ご自身の「文化大革命」の体験を話して下さいました。私の言葉になりますが書きます。毛沢東の当初の理想とは裏腹に血で血を争う闘争になってしまった。ご自身は旧満州で生まれられた。日本と関わっていたということで、 御尊父はその中でとても過酷な体験をなされ、自殺企図までされた。その時の心の痛みを今もありありと思い出す。その心の痛みから親鸞さんの思想に出会った。

 

 今ではそれに対する見方も少し変わってきているとおっしゃいます。下放といって当時の知識人は農村に送られ農作業をさせられた。それはとてもつらいことだったけれど、そういう私に手をさしのべて下さる農民達。そこに涙した。役が終わって農村を離れる時、みんなで暖かく見送って下さった。そのことをも思い出す。そして農民出身だった毛沢東の理想は今まで虐げられてきた農民達を社会の主役にすることにあった。そのようにも思う。

 

 ご自身のありのままの体験と共に生きて働く仏法についてお話し下さり、とても感銘を受けた座でした。母国語ではない日本語を駆使して話して下さったことも心を打ちました。また、ボードに貼って下さる法語を書いた紙がどれも使い古しの紙の裏側に書かれたもので、その質素さにも感銘を受けました。

 

 ありがとうございました。法林寺の皆様もお疲れ様でした。

 

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