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2022年2月21日 (月)

2月の月例D-pca研究会-真宗[即]カウンセリング-

 少しさかのぼるが先日2月8日(火)は月例D-pca研究会だった。1月はお休みしたので久しぶりの研究会である。まずは、オープニングミーティングから。プランは継続している西光義敞「真宗カウンセリングの成立」の輪読。「分かち合い」は先月のいきさつを含め日常生活のことが出された。

 

 「真宗カウンセリングの成立」の輪読。今回は真宗とカウンセリングの出会いを考察する立場より第3の立場、「真宗[即]カウンセリング」について読み進めていく(P.37-)。

 

 以下はこの部分の要旨を私なりの言葉でまとめてみたものである。

 

 ちなみに第1の立場は真宗とカウンセリングの関係を問う立場。主観的に問う立場と客観的に問う立場がある。第2の立場は真宗[的]カウンセリングである。主眼は「カウンセリング」におかれる。真宗をこころの基盤にしたカウンセラーがどのようなカウンセリングが提供できるかである。

 

  今回は、真宗そのものがカウンセリングであるという立場である。真宗は本来人間に直接働きかけ人間を目覚めさせ究極の安心(あんじん)に至らしめる仏道である。教義や概念にあるのではなく具体的に人間に働きかける道である。

 

 一方カウンセリングもそうである。心理学の起こりは心理を科学することにあり、法則を導き出すことにあったが、そこからより直接に人間の問題に応え、その解決を導き出していく具体的な実践が生まれてきた。臨床心理学の誕生である。精神分析がその草分けになる。その実践は、精神分析を経て、行動療法、人間性心理学、そしてトランスパーソナル心理学と様々な流れが生まれてきている。

 

 そこで重要になってくるのは「自己実現」である。人間が真に人間である道、それはどういうことか。ここがテーマになってきている。さらにそれは個を超えた超個心理学への動きも生まれて行っている。

 

 いわば真宗もカウンセリングも具体的に生きた人間に働きかけ実践を重ねてきたことで共通なのである。

 

 ところでここに真宗側の大きな問題が起きてくる。本来具体的に生きた人間に働きかけてきた真宗がどちらかというと観念的になり、その生き生きさが失われてきているのではないかということである。

 

 真宗はその原点に帰ると同時にカウンセリングとの交流からより具体的に人間にどう働きかけていくのか。どういう人格変化を起こしていくのか。これはまた「生きた真宗法座」の創造が大事になる。ここを探求していくことが大きな課題となる。

 

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 「親鸞がきりひらいた『念仏成仏これ真宗』を、自らの体験もしくは自覚として生きる真宗念仏者が、現代に探求しなければ、真宗としては致命的な欠陥といわざるをえない。カウンセリングや心理療法によって体験する心の成長や精神の解放以上に、充足・安定・自由・歓喜・躍動を満喫する真宗者を生み出す場としての「真宗法座」の創造は、真宗カウンセリングにとって、最重要課題であると考える。(p.41)」

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 先生の指摘はとても深く、厳しいものである。

 

 今回もそれぞれの体験と照合しながら自分たちの言葉として話し合えたことがとても楽しかったし、充実していた。

 

文献:西光義敞「真宗カウンセリングの成立」(『援助的人間関係』永田文昌堂 p.29-54所収。『育ち合う人間関係』本願寺出版 p.151-188所収)

 

 次回は、3月1日(火)7時半~9時半。場所は当センターである。詳しくはこのページをご覧下さい。

 

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