ロシアPCA協会カンファレンス2022-とても大変だったけれど有意義だった-
先日10月2日(日)ロシアPCA協会の年次カンファレンスでの報告が終わった。もちろんオンラインである。代表者であるベニアミン・コルパチニコフさんから招待を受けていた。テーマは先日このブログで紹介したものと同じD-pcaに関するものだ。まったく初めてのことでもないのだが今回はとてもプレッシャーであった。少し突っ込んで真宗のことについてふれようとするとやはり言葉の問題にぶつかる。報告が決まってからずっとこのことが私の頭の中、心の中を占めていた。
西本願寺の翻訳やキャロライン・ブレージャーさんのものなどを参考にしながらともかく取り組んでみた。なかなか言葉が出てこなくて大変だった。が、なんとかこなさせたかなと思う。
ともかくもヤリトリをしながら進めて行った。ロシア語への通訳が入るのでこれが間になって確認しながら進めていけるのがよい。ほんと一方的な話しではなくさまざまな反応がいただけた。
*阿弥陀仏に向かってなむあみだぶつを称えるときの心境はどんなものか、
*日常生活の中でいつも南無阿弥陀仏があなたを占めているのか、
*鏡に照らされて執着の姿を見せられるのだがどんなプロセスを経てそれが起きるのか、
*日本の伝統の中で精神の安定を得たり創造性を得たりするのはどんなものか
などなどいろん質問が飛び出す。これらを通して真宗法座の特徴や真宗が念仏者(特に私)にどのように生きているのか示せたように思う。またお寺の写真を紹介したりもしてよりビジュアルに紹介できたかも知れない。
ともかく本質的な質問なのでまさにわくわくしながら答えた。またロシア正教との親近性を真宗に見、それを紹介しようとしてくれる人もいる。これについてはさすがに言葉の問題もあって私にはわからなかったがどこかに親近性があることがわかってきてこれまた興味深かった。これからももっと知っていきたいと思った。
ということでほんとしんどかったけれどとても有意義な時間でもあった。どこか手応えがあって、その後も問い合わせが来たり、学習グループを提案されたり、さらなるプレゼンを頼まれたりしてほんと驚いている。責任の重さをより感じてしまうが楽しみでもある。
ロシアについては偏向した情報ばかりが行き渡っている。マスコミの責任は大きい。こんな限られた情報ではなく広く人と人とが交流しあえる。はやくこんな場が出来ていったらいいなと心から願っている。
追伸:パワポファイル、もし希望があれば連絡を下されば送ります。
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