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2023年2月14日 (火)

第12回D-pcaの集い-やりたいこと、こんなこといいなを忘れているなあ-

 先日の日曜日は「D-pcaの集い」。10時~17時のワンデイで行う。詳細は守秘だがほんとうにじっくりと深め合った一時だったと思う。以下は集いの後に私の中で浮かんできた思いである。

 

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 まずは「オープニング・ミーティング」から始める。「困っていること」、「やりたいこと」、「分かち合いたいこと」の三本柱で思うところを出し合う。今回改めてこの三本柱の面白さを発見した。特に「やりたいこと」、「分かち合いたいこと」のある意味だ。

 

 カウンセリングをしているとついつい困っていることやしんどいフィーリングに焦点を当てがちになる。もちろんこれはこれですごく大事なことであり、ここに目を向けることは必要だ。とはいえ、私達の心はそれだけではない。「こうしたい」、「こうことがしてみたい」、「こんなこといいなあ」というビジョンみたいなものもあるのだ。「やりたいこと」という項目があることでこのことに改めて目が行く。さらに「困っていること」だけではなく、こんなことあった、こんなおもしろいことあった、聞いて聞いてという世界もある。「分かち合い」があることでここにも目が行く。

 

 こんな風に私達のこころはそれこそコロコロコロコロ転がるのであってひとつのところのみに気を向けているとその転がりを見失ってしまう。「穴を掘るな」というわけだ。このミーティングはそのような面白さがある。

 

 これは私がインターンとして滞在していた"Play Mountain Place"という自由学校で毎朝子ども達がしているミーティングからヒントを得たものだ。子ども達が本来持っていてわざわざ育てる必要のない自主性、学びたい欲求、知りたい欲求、成長欲求、自己探求欲求を壊さないで大事にしていく学校だ。そういう真摯さとのびのびさが同居しているところが面白い。その意味も改めて味わった次第。

 

 今回の集いで、「人の役に立ちたい」という人間のそれこそ基本的欲求を見つめ合ったことがとても新鮮だった。

 

 そういえば今の日本社会、こんなことしたいな、おもしろそうやなという心の姿勢を忘れているなとも思う。

 

 もちろん「困っていること」もじっくり探求し合い、単に事柄を見つめるだけではなく、それに密着している気持ちや感覚も深く感じ合い、共有し合えたことにも大きな手応えを感じた。まさに貴重な場、意味ある場であった。

 

 次回は、6月18日(日)10時~17時。場所は当センター。第13回目になる。詳細はこのページをどうぞ。 

 

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