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2023年3月20日 (月)

3月法林寺輪読会-「凡夫」といふは・・・-

 少し前のことになる。3月14日(火)は法林寺輪読会だった。14日と日が決まっているので憶えやすい。西光義秀師『私のものさし 仏のこころ』探求社を読んでいる。今回読んだところは、P.35-36。「凡夫といふは・・・・・」である。

 

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 上げられているご文は

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「凡夫」といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおほく、
いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおほくひまなくして、
臨終の一念にいたるまで、とどまらず、きえず、たえずと、水火二河の
たとへにあらはれたり。
(『一念多念文意』注釈版、p.693)

*********************

 

 改めて日常で使われていない言葉ばかりだ。「凡夫」にしろ「無明煩悩」にしろ。凡夫とは悟っていない人を言うし、仏道修行に入っていない人を言う。どれもこれも「仏道」という線上で問題になる言葉だ。日常生活での愚かということとも違う。

 

 これってご法座で聴聞を重ねて、あるいは同行さん達とのヤリトリを通して憶えていくものだ。そうしながらも最初はどうもピンとこない。それがどうしたという感じなのだ。これが次第に自分のこととしてわが身に入ってきて、信一念の端的に聞く耳をもたせていただく。そんな風に思う。つまり「お育て」によるものだ。阿弥陀仏の本願の働きから来るが、それが人を通して、お聖教を通して、わが身に届いてくる。特に人、善知識との出遇いは大事だ。このことそのものがまた有り難いことでもある。

 

 今回は水火二河、つまり「二河白道」の例えをじっくり味わった。プリントを用意して下さったのがありがたかった。

 

 そんなことを思った。この輪読の場もまさにそのようなお育ての場なのだと思う。南無阿弥陀仏。

 

次回は、4月14日(金)1時半から。

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