小野剛蔵サロンコンサートVol. 41-まさに木魂(こだま)の世界-
先週3月12日(日)は楽しみのひとつになっている小野剛蔵サロンコンサート。小野剛蔵氏は高校時代の先輩だ。今回は松永みどり氏を招いてバイオリンとのデュエット。タイトルは「『木魂(こだま)』の響きが あなたをつつむ」。前半はギター・ソロ。後半がデュエット。曲目は有名な曲達が選ばれていた。
ギター・ソロはまったく小野さんの世界。暖かい音色が私達を包む。間近で聞くギター・ソロはその豊富な音色に思わず聞き入ってしまう。魔法のようだ。
後半に入ってバイオリン。今度は一転してバイオリンの激しい響きが私の体を捉える。バイオリンを生で聞く機会は本当に少ない。直載な響きがそのまま体全体に届いてくる。突き刺さるはいいすぎだがガチッと体を捉えて離さない。そんな感じだ。美しいを通り越えたリアルな音の世界だ。そういえばバイオリンは擦るときに出るザラザラッとしたいわゆる激しい音も出る。それがまたハッとする感じでいい。
それに深いところで呼応するように小野さんのギターも力強い演奏を聴かせる。まさに力のこもったデュエットだった。タイトル通り木魂(こだま)の世界、「木のたましい」の世界を堪能させてもらった。
超間近で聞く音楽の世界。まさに人と音が生きていた。体に直接伝わってくるのだ。オーディオ装置で聞く音楽もいいことはいいがやはりほんの一部しか聞いていないなと改めて思った次第。こんな場に出会えることがうれしい。次回も楽しみだ。
« 3月法林寺輪読会-「凡夫」といふは・・・- | トップページ | D-pcaカウンセリング-動くのはクライエント自身- »
« 3月法林寺輪読会-「凡夫」といふは・・・- | トップページ | D-pcaカウンセリング-動くのはクライエント自身- »
コメント