小野剛蔵サロンコンサートVol.42-二つのギター 織りなすハーモニー-
昨日は小野剛蔵氏のコンサート。大阪八尾市。毎回毎回私達の大きな楽しみの一つになっている。今回は神戸で活躍されている山崎繁氏を招いてのジョイント・コンサート。2人の個性が対照的なのがとても印象的だった。山崎氏はすごみのある鋭い演奏。小野氏はふくよかな暖かい演奏。私にはジュリアン・ブリームとジョン・ウィリアムスのデュオを思い起こさせた。
ブログラムはスペイン色豊かな曲構成。ブラジルとイギリスの音楽が混じって色彩を添えるのも面白い。山崎氏の演奏はすごい。うまく言葉で言い表せないのだがギターの音が迫ってくる感じだ。体に直接響いてくる。えっ、こんな風に弾かれるのかこの表情はどこから思いつくのだろう?驚きの連続だった。豊かな音色と音量に時間の経つのも忘れた。
小野氏の演奏はとてもやわらかく美しい音。円熟した演奏だ。うっとりと聞き入る。どうしたらあんな柔らかい音が出せるのだろう?
そして、デュオ。鋭い中にも豊かな山崎氏、ゆったりした中にも迫力の低音を聞かせる小野氏。とても楽しそうに弾いておられるのが印象的だった。それにしても無駄な音はひとつもない。同じ音が続くこともない。そういう心地よい緊張感がサロンに響き渡っていた。やはりプロはすごい。そしてギター音楽の多様さ、奥深さを改めて思った。なんという不思議な楽器なのだろう。
とても堪能して家路についた。大阪、相生と2時間のドライブ。これまた気分転換が楽しい。こんな機会をいただいたことに感謝。次回も楽しみである。そしていよいよ私も7月からほんとつたない、つたないながら音を出す側にまわる。楽曲分析の研究会にも参加させて頂くことになった。これも望外の喜びである。
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