大変だけれどやりがいはある-指揮ー
暑かった夏もいよいよ終わり、空の色、風の具合、山々の木々の色合いを見ているといよいよ秋に入ったなと思わせる。こうやって季節は回る。きっちりと3ヶ月毎に季節が入れ替わるのはやはり日本の特徴だなと思う。面白いのは暑い盛りにもうすでに秋の気配が始まっている、寒い盛りに日差しなどいよいよ春の風情が忍び寄っていることだ。その辺りを暦はうまく表現している。
さてさてしばらくぶりのブログ。あっという間に過ぎてしまった。この間に何をしていたのか。常に頭の中を去来していたのは音楽のことだ。「かわちマンドリーノ」の活動を始め、指揮を担当することになり、そのことで頭が一杯であった。今取り組んでいる曲は武藤理恵作曲「Paradiso」。やり始めると結構むずかしい。独特のリズムのかけまわりがあり、合わせるのが意外と難しい。体が慣れていないのだ。ともかくゆっくりとひとつひとつ合わせていっている。次第に合ってくる様子が面白い。それにむけて、どのように練習を進めて行くか。これが常に頭の中をまわっていた。
また「序曲 水車小屋の乙女達」も演奏することに決めた。これは高校時代に夢中になった曲だ。勇壮なところ、悲しいところ、優雅なところなど曲想に変化があってとても面白い。少しずつ弾き始めている。これも思ったよりもメンバーにはむずかしいことが判明。やはり作曲者マリオ・マチョッキというイタリア人と日本人の体内にあるリズム感覚やメロディー感覚、そしてハーモニー感覚が違うことに起因しているのかもしれない。けれどもこれがまた面白いところ。今後の探求課題だ。Paradisoにメドが立ったら集中して始めて行こうと思っている。
先日、この2つの曲に挟む静かなクラシック曲の選曲をした。ベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」第2楽章をアレンジした「ミッドナイトブルー」。最初気が進まなかったのだがメンバーの推薦で試奏を聞いてみるとこの第2楽章はロマンティックで美しい。ベートーヴェン特有の重さもあまりない。メンバーが楽しそうに弾いている。これに決めた。
これでいよいよ第1部、マンドリンオリジナルとクラシックコーナーの曲が決まった。これに向けて進んでいくぞ。
指揮はほんと50年ぶり。くっきりとした弾きやすい指揮だという反応をもらって気をよくしている。私はすっかり忘れていたのだが部室にひとり籠もってメトロノームを鳴らしながら拍を取る練習をしていたらしい。そんなことをしていたのかとびっくり。なんやかんやで体が覚えているのだろう。少しずつ思い出していく。
メンバーとの息はあっていっているが時々それがうまくいかないときもある。これが今後の課題だ。これは会ってからまもないことで当然だ。少しずつ進んでいこうと思う。
育ち合う場研究センターの仕事もカウンセリングを中心に続けている。毎回意義深い時間を共有させていただいている。
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