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2023年12月28日 (木)

シンプル・イズ・ザ・ベスト-100人の第9が心に沁みた-

 久しぶりの大阪ザ・シンフォニーホール。延原武春指揮テレマン室内オーケストラ・合唱団によるベートーベン第9。ソリストは、六車智香、渡邊由美子、鹿岡晃紀、篠部信宏の各氏。

 

 

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 「100人の第9」としてスタートした。初演後埋もれていたものをワーグナーが蘇演してから後大規模化した第9演奏をベートーベン当時の規模にし、テンポ、リズム、アーティキュレーションも当時のものと考えられるものにした演奏。これは世界に先駆けたものだった。なんと延原氏が高校生時代に演奏されたそうだ(当日の本人談)。その後、クリストファー・ホグウッドや、コレギウム・アウレウム、トン・コープマンなどなどヨーロッパでも当時の演奏スタイルと楽器を使っての演奏が始まっていった。彼らがこの延原氏の演奏録音を取り寄せたというエピソードもある。

 

 プログラムはなんと第9が第1部。休憩を挟んでテレマンやラフマニノフ、クライスラー、モーツァルト、バッハが続いていく。大きな曲は一部分の抜粋である。盛りだくさんの曲達に恵まれてとても楽しい。逆に第9に肌々感が浮き出ることになる。10年ぐらい前に一度聴きにいったことがある。

 

 ベートーベンはシンプル。その美しさが心に染みこんでいく。最後のコーラスもジーンと胸にしみるものであった。指揮の延原氏も奇をてらわないオーセンティックな演奏。そう、その曲自体が完成されていてそのままその美しさが醸し出されていく。そんな印象を持った。もう御年80歳になられたそうだ。

 

 観客はほんと年寄りから若い人まで多様。若い2人連れの人達が多かったのも心が華やぐ。そうかと思うと91歳のご夫人。とてもその年には思えない。日本、いや大阪音楽ファンの幅広さを改めて思った。

 

 家に帰ってからもその演奏が思い出される。思い出し笑いというのがあるけれど思いだししっとり感と落ち着きが心と体を廻る。

 

 シンフォニーホールはほんと久しぶり。いよいよマスクも問われなくなった。現地もずいぶん変わっている。大阪はやはり若い人が多い。なんとも新鮮な一時でもあった。同時に私たちの年齢も意識さされることにもなった。

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